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得点力開花のMF橋本拳人がA代表で初ゴール! 負傷交代も問題なし「張り切りすぎて…」

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日本代表MF橋本拳人(ロストフ)

[6.3 チャリティーマッチ 日本代表 3-0 U-24日本代表 札幌ド]

 電光石火の先制点で、“弟分”を一気に飲みこんだ。前半2分、華麗なボレーシュートで先制点を突き刺した日本代表MF橋本拳人(ロストフ)は「みんな入りを大事にしようと話していたので、ああいう形でゴールを取れていい入りができた」と手応えをもって振り返った。

 キリンチャレンジカップ・ジャマイカ戦の中止により、急遽組まれた五輪代表とのチャリティーマッチ。試合前から「みんな気持ちも入っていたし、絶対に負けられないと話していた」(橋本)というA代表の選手たちは、高いモチベーションどおりの貫禄を見せつけた。

 橋本の先制点後はU-24のハイプレッシャーに苦しみ、主導権を握られる時間帯もあった。それでも「押し込まれた時間もあったけど、後ろから声もかかっていたし、耐えるところは耐えろと話しながらプレーできていた。そこまで悪い印象はなかった」と無失点を継続。前半41分には持ち味のボール奪取を見せた橋本の浮き球パスから、MF鎌田大地の追加点が生まれた。

 ロシアで開花した攻撃力も活かし、2点に絡む活躍を見せた橋本。「A代表でプレーする以上、毎回ラストチャンスだと思って臨んでいるし、自分のプレーを最大限発揮したいと思ってプレーしていた」。オーバーエイジのMF遠藤航がU-24代表に参加している今回の活動において、結果でもアピールできたのは大きな収穫となった。

 後半17分にはメディカルスタッフに付き添われながらピッチを後にしたが、「ちょっと張り切りすぎてつってしまった。まったく問題ないです」と力強い言葉。今回の活動ではカタールW杯2次予選の2試合と、貴重なヨーロッパ勢との対戦機会となるキリンチャレンジ杯・セルビア戦が残る。A代表での生き残りをかけ、この勢いでアピールを続けていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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