東京五輪本大会前ラストマッチ。対戦するのは優勝候補のU-24スペイン代表だ。U-24日本代表DF旗手怜央(川崎F)は、「僕の持っている力を出して挑みたい」と静かに闘志を燃やしている。

　ウズベキスタンで開催されたACLグループリーグを戦ってきた。中2日での連戦に移動も重なったが、U-24日本代表に合流翌日から全メニューをこなすタフネスぶりを披露した。

「試合をしっかり続けてきたし、コンディションの部分では自分としてはまったく問題なくできている」

　17日にはキリンチャレンジ杯でスペイン代表と対戦。MFペドリやGKウナイ・シモンらEURO出場組が6選手、そしてFWマルコ・アセンシオらオーバーエイジ3選手も招集された優勝候補の一角と言える。

　スペインとの対戦は、純粋に「すごい楽しみ」と白い歯を見せる。「マッチアップする選手が世界のトップレベルの選手と考えると、ワクワクするし、楽しみな一戦」と語りつつ、「五輪が終わった後、その後の人生を考えてもすごく大事な一戦になる。僕の持っている力をすべて出して挑みたい」と完全燃焼を誓った。

(取材・文　折戸岳彦)

---

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ