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吉田麻也、有観客再検討訴えた発言は「僕の個人の考えであって正解ではない」

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東京五輪の有観客再検討を訴えたU-24日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)

 U-24日本代表の主将を務めるDF吉田麻也(サンプドリア)が17日のスペイン戦後、東京五輪の有観客開催再検討を訴えたことが物議を醸している。渦中の吉田は公式インスタグラム(@mayayoshida22)を更新し、自身の発言の真意を改めて説明した。

 コロナ禍での東京五輪開催には反対の声も強い中、オンライン会見に出席した吉田は無観客開催について自身の考えを語り、「真剣にもう一度検討していただきたいと心から思っています」と有観客の再検討を訴えた。

「五輪を開催するにあたって国民の税金がたくさん使われていると思うんですよ。なのに国民が見に行けないっていうのは、じゃあ一体誰のための、何のための大会なのか、という疑問がもちろんある。アスリートはやっぱりファンの前でプレーしたい」

「忘れないでほしいのは、選手たちもサッカーに限らず、毎日命をかけて、人生をかけて戦っているからこそ、この場に立てている。マイナー競技で五輪にかけている人はもっといる。(有観客について)なんとかもう一度考えてほしいなと、真剣に検討してほしいなと思う」などと、覚悟を決めた表情で訴えた。

 批判を覚悟したうえでの勇気ある発言だったが、会見中に「どっちのコメントをしても叩かれる」と話していたように、発言後は賛否の声が沸いている。吉田は自身のインスタグラムのストーリーを更新。「これは僕の個人の考えであって正解ではないです。賛否あるのは理解してます。ただ、伝えたかっただけです」と改めて強調している。

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