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あの悔しさから3週間…森保監督「間違いなくレベルアップにつながる経験」

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東京五輪3位決定戦でメキシコに敗れた直後に涙を流したMF久保建英

 結果的に、目標としていた金メダルに手は届かなかった。そして、53年ぶりの銅メダルにも、あと一歩届かなかった。東京五輪3位決定戦メキシコ戦に敗れた直後、選手たちはピッチ上に崩れ落ちた――。

 あの悔しい経験から、約3週間。選手たちは新たな戦いの場へと向かう。26日、カタールW杯最終予選に臨むA代表メンバーが発表され、東京五輪世代からは6選手が選出。東京五輪で正GKを務めたGK谷晃生(湘南)が初招集を果たした。

 東京五輪ではグループリーグを破竹の3連勝で首位通過。南アフリカに1-0、メキシコに2-1、そしてフランスには4-0の快勝を収めた。しかし、決勝トーナメントに入ると苦戦を強いられた。

 準々決勝ニュージーランド戦では相手の固い守備を崩し切れず。PK戦を制して準決勝へと駒を進めた。準決勝ではスペインにボールを保持される苦しい展開の中、何とか失点せずに試合を進めたが、強烈な一撃に沈んだ。そして、3位決定戦では、グループリーグで勝利したメキシコのリベンジに遭い、1-3の完敗を喫してメダルを逃すことになった。

 悔しさが残る大会となったものの、森保一監督は言う。「五輪に出た選手たちは間違いなく全員がレベルアップにつながる経験ができた」と。

「世界の強豪と戦った中で、日本代表の強みと足りなかった部分が出てきたと思う。そういうところを一人ひとりが感じ、日本代表のこれからの強化や選手個々の成長につなげてくれると思う」

 年代別代表での戦いは終わった。今後はA代表で存在感を高めていくため、東京五輪での悔しさを糧に成長を続けていきたい。


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