3ボランチを機能させたMF遠藤航の手応え「どっちもできるのはポジティブ」

MF
[10.12 W杯アジア最終予選 日本2-1オーストラリア 埼玉]
判断、技術、フィジカル、メンタル。MF遠藤航(シュツットガルト)が持てるすべてを発揮して日本の勝利に貢献した。ぶっつけ本番で披露した“背水の陣”での3ボランチ。アンカーの位置に構える遠藤の落ち着きと的確なプレーが新システムを機能させた。
「攻撃では3人の距離感を意識して、(田中)碧とモリ(守田英正)のところでいい形をつくって、しっかりボールを動かしていこうと話をしていた。守備では2人にいかせて自分はDFラインの前に立っボールを奪うような意識。役割はハッキリしていたと思うので、そこは良かった」
広大なスペースを軽やかにカバーし切った。自信の源は所属のシュツットガルトで1ボランチとして君臨していること。
「2ボランチよりは1ボランチ気味にやって、自分が両サイドに動きながらタイミングを見てボールを奪っていくというのが、やりやすかった」
前半35分には中盤の底で相手の10番に鬼寄せしてボール奪取。素早く縦につけてカウンター攻撃につなげた。大迫のシュートは惜しくも枠をとらえなかったが、W杯本大会でも通用するような鮮やかさだった。
東京五輪でもダブルボランチでコンビを組んだ田中や、昨秋からともに先発することが増えていた守田をうまく機能させる役割も果たした。
「碧とモリが下がりすぎないのが大事だと思っていた。2人が前へ前へというポジションを取っていたので」と振り返った通り、田中は8分の先制ゴール以降も高い位置で攻撃に絡み、守田も失点につながることになったファウルをするまでは良いプレーを見せていた。
アジア最終予選は10試合中4試合が終了したが、まだ6試合ある。
「チームとしては(これまでの)4-2-3-1に加えて、今日やった4-1-4-1(4-3-3)の新たなオプションができた。相手も分析する中でどっちもできるのはポジティブだと思う」。手ごたえをつかんだと思える遠藤の口調だった。
(取材・文 矢内由美子)
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判断、技術、フィジカル、メンタル。MF遠藤航(シュツットガルト)が持てるすべてを発揮して日本の勝利に貢献した。ぶっつけ本番で披露した“背水の陣”での3ボランチ。アンカーの位置に構える遠藤の落ち着きと的確なプレーが新システムを機能させた。
「攻撃では3人の距離感を意識して、(田中)碧とモリ(守田英正)のところでいい形をつくって、しっかりボールを動かしていこうと話をしていた。守備では2人にいかせて自分はDFラインの前に立っボールを奪うような意識。役割はハッキリしていたと思うので、そこは良かった」
広大なスペースを軽やかにカバーし切った。自信の源は所属のシュツットガルトで1ボランチとして君臨していること。
「2ボランチよりは1ボランチ気味にやって、自分が両サイドに動きながらタイミングを見てボールを奪っていくというのが、やりやすかった」
前半35分には中盤の底で相手の10番に鬼寄せしてボール奪取。素早く縦につけてカウンター攻撃につなげた。大迫のシュートは惜しくも枠をとらえなかったが、W杯本大会でも通用するような鮮やかさだった。
東京五輪でもダブルボランチでコンビを組んだ田中や、昨秋からともに先発することが増えていた守田をうまく機能させる役割も果たした。
「碧とモリが下がりすぎないのが大事だと思っていた。2人が前へ前へというポジションを取っていたので」と振り返った通り、田中は8分の先制ゴール以降も高い位置で攻撃に絡み、守田も失点につながることになったファウルをするまでは良いプレーを見せていた。
アジア最終予選は10試合中4試合が終了したが、まだ6試合ある。
「チームとしては(これまでの)4-2-3-1に加えて、今日やった4-1-4-1(4-3-3)の新たなオプションができた。相手も分析する中でどっちもできるのはポジティブだと思う」。手ごたえをつかんだと思える遠藤の口調だった。
(取材・文 矢内由美子)
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