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U-21代表・斉藤光毅は眼光鋭く「シンプルに活躍したい」、若きパリ五輪世代が6月の“難関”U23アジアカップへ

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MF斉藤光毅(ロンメル)

 U-21日本代表は6月のAFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022出場へ。MF斉藤光毅(ロンメル)は「シンプルに活躍したい。しっかりと準備をして、気持ちを作ってやっていきたい」と意気込みを口にした。

 今大会から名称が変わった「AFC U23アジア杯」は、これまで「AFC U-22選手権」「AFC U-23選手権」として4大会を実施。日本はリオ五輪世代U-21代表で挑んだ2013年大会はベスト8に終わったが、リオ五輪予選としてU-23代表が戦った16年大会は劇的な初優勝。しかし、東京五輪世代U-21代表が出場した18年大会は再びベスト8、U-23代表が戦った20年大会ではグループリーグ敗退に終わる。今大会は、年代別代表にとってひとつの“難関”となっている。

 ロンメルでの活動を終え、帰国していた斉藤はオフシーズンを経てU23アジア杯に参戦。「ずっと目指してきた(U23)アジアカップという大会。気持ちは入りますし、自分のキャリアにとって大事な大会にしたい。個人でも気持ちは入っています」とやる気は満々だ。「シンプルに活躍したい。そのためには暑さやチーム状況、対戦相手のことも、しっかりと準備をして、気持ちを作ってやっていきたい」。厳しい戦いは覚悟の上。それでも、アジアの頂点を鋭く見据える。

 大岩剛監督体制の発足時から、チームは“A代表経由のパリ五輪行き”を強調。斉藤自身もA代表入りを目指す一人だ。目の前の戦いで全力を尽くすことが、その大きな目標への近道になると説く。

「難しいのはどの大会も一緒。一人ひとりが優勝する気持ちを持ちながら、ただ全員が(U23)アジアカップを目標にしているわけでもない。A代表だったり、一人ひとり目標がある。それに向かって、ひとつの過程として全力で一人ひとりがやれれば、結果もついてくる。しっかりと上を見ながら、チームとしてやっていきたい」

 パリ五輪世代のU-21日本代表は29日、30日に集結してウズベキスタンに出発。グループリーグで6月3日にUAE、6日にサウジアラビア、9日にタジキスタンと対戦し、決勝トーナメント進出を目指す。登録人数は23名。29日にはDF西尾隆矢(C大阪)の負傷による不参加が発表され、DF木村誠二(山形)の追加招集が発表されている。

■選手
▽GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
佐々木雅士(柏)
鈴木彩艶(浦和)

▽DF
内野貴史(デュッセルドルフ)
加藤聖(長崎)
馬場晴也(東京V)
半田陸(山形)
畑大雅(湘南)
鈴木海音(栃木)
チェイス・アンリ(シュツットガルト)
木村誠二(山形)

▽MF
松岡大起(清水)
斉藤光毅(ロンメル)
山本理仁(東京V)
藤田譲瑠チマ(横浜FM)
三戸舜介(新潟)
松木玖生(FC東京)
佐藤恵允(明治大)
山田楓喜(京都)

▽FW
藤尾翔太(徳島)
細谷真大(柏)
鈴木唯人(清水)
中島大嘉(札幌)

(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2022特集ページ

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