beacon

成長を渇望するシュミット「所属チームが変わってないという意味では…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

パラグアイ戦に先発したGKシュミット・ダニエル

 前日2日のパラグアイ戦(○4-1)にフル出場した日本代表GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)が一夜明けてオンライン取材に応じた。パラグアイ戦は2020年11月17日のメキシコ戦(●0-2)以来、約1年半ぶりの出場。森保一監督からは「自分のストロングを出してくれ」と言われてピッチに立ったそうで、「無失点で終わりたいと思っていたので、そこは残念なところだったが、自分で成長していると思う部分は試合の中で出せたかなと思う」と振り返った。

「相手が2トップで来るのは分かっていた」(シュミット)と言うように、持ち味のビルドアップでは、ある程度の手応えをつかめた様子。相手2トップが日本のセンターバック2枚にプレスをかけてきた場合はサイドバックが空くこと、サイドバックにプレッシャーがかかっているときはセンターバックを経由してボールを運ぶことなどを選手間でしっかりすり合わせて、イメージを共有していたことも明かした。

 もっとも、失点シーンについては「触らなければいけなかった」と言い、自ら課題として挙げているシュートストップで満点のプレーを見せられなかったことを悔しがる様子もあった。

 シントトロイデンでプレーして3年が過ぎた。「所属チームが変わっていないという意味では、あまり大きな成長はできていない。世界で戦ううえではベルギーリーグではダメだと思っている。そういう意味では、理想としては上へステップを踏んでいたかった」と吐露する。

 パラグアイ戦についても「内容的にはもっと大差をつけて勝ってもおかしくなかったので、自分の評価を計る上ではあまり参考になる試合ではなかったと思っている」と厳しく見つめるシュミット。まずは6月の残り3試合で再び出番をつかむために、日々のトレーニングからアピールするつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP