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韓国撃破の勝因は…キャプテンマーク巻いた清水梨紗「チームとして力強かった」

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キャプテンマークを巻いたDF清水梨紗

[7.19 E-1選手権 日本女子 2-1 韓国女子 カシマ]

 国内組が中心となった日本女子代表(なでしこジャパン)のキャプテンを任されたDF清水梨紗(日テレ・ベレーザ)は白星発進という結果に安堵の表情を浮かべた。

「決してパーフェクトな試合だったわけではなくて、課題がたくさん残る試合ではあったけど、結果として、アジア杯で引き分けていた韓国に勝てたのは、プラスに捉えていいんじゃないかと思う」

 今年1月から2月に行われた女子アジア杯ではグループリーグで韓国と対戦し、1-1で引き分けていた。準決勝でPK戦の末、敗れた中国を含め、両チームに対して今大会でのリベンジを誓っていたなでしこジャパンにとって、まずは最低限の結果ともなった。

 キャプテンマークについては試合の2日前に池田太監督から直々に指名されたという清水。「ベレーザでもキャプテンをやっているし、(なでしこジャパンのメンバーは)みんなキャプテンシーがあるけど、代表して巻こうと思ったので、『よろしくお願いします』と伝えました」と快諾した。

 DF乗松瑠華、DF高橋はな、DF宝田沙織と組んだ4バック。「練習から今日の4人でやることが多かった。センターバックの2人(乗松、高橋)に細かく伝えることも多かったし、ラインの上げ方や、クロスのときはここに立っていてほしいというのは、大会に入る前からいろんな練習をしていた」。急造の最終ラインながら「少しずつコミュニケーションを取りながら良い関係になってきているかなと思う」と手応えを口にした。

 1-0の後半14分、韓国の10番、MFチ・ソヨンに同点ゴールを決められたシーンでは、PA内で対応した清水がチ・ソヨンの切り返しに対するスライディングタックルが届かず、ゴールネットを揺らされた。

「自分自身、失点に絡んでいるし、もっと突き詰めないといけない」と反省しながらも、チームとしては「1失点したあとに、すぐ取り返せたことがチームとして力強かったと思っている」と指摘。「あそこでもう一回落ち着きを取り戻せたことが今回の勝因だったかなと思う」と振り返った。

(取材・文 西山紘平)
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