beacon

スペインの警戒ポイントは…東京五輪で経験した相馬勇紀「一生やられてたなと」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF相馬勇紀(名古屋)

 日本代表MF相馬勇紀(名古屋)が29日、報道陣のオンライン取材に応じ、カタールW杯スペイン戦(12月1日・ハリファ)での東京五輪のリベンジを誓った。

 東京五輪に出場したU-24日本代表は昨年8月3日、東京五輪準決勝でスペインと対戦し、延長戦の末に0-1で敗れた。当時のメンバーは相馬のほか、A代表の主力に上り詰めたDF板倉滉、MF久保建英をはじめ、オーバーエイジのDF吉田麻也を含めると12人を数える。

 スペインにも決勝ゴールを決めたFWマルコ・アセンシオをはじめ、FWダニ・オルモ、MFペドリ、GKウナイ・シモンら7人が五輪組。当時、後半途中からピッチに立っていた相馬は「借りを返そうという話はちらほら出ていた」とチームの意識を明かし、「当時の印象は延長戦の最後の最後まで全員のパワーも残っていたし、迫力もあって、すごく力のある選手が多いなというのと、アセンシオ選手の左足一発に泣いた試合だったので注意しないといけない」と最大級の警戒を語った。

 その中で相馬がカギと捉えるのは、4-3-3のシステムを敷いてくるスペインのアンカー対策。東京五輪ではダブルボランチのMF遠藤航とMF田中碧が相手インサイドハーフにマンツーマンでつくことで、相手の脅威を最小限にとどめようと試みていたが、アンカーを自由にさせたことでボールを回され続けていた。

「レベルは違えど僕がU-24でやった時は、ハメに行った時もシャドーとアンカーの連係で、ハマったところをシャドーが落ちてきて、アンカーに戻して逆サイドに展開というのを一生やられてたなと感じていて、この間(W杯第2節)のドイツとの試合もそうだった」

 スペインは第1戦のコスタリカ戦(○7-0)、第2戦のドイツ戦(△1-1)でいずれもアンカーにMFセルヒオ・ブスケツ、シャドーにペドリとMFガビ(バルセロナ)のバルセロナトリオが中盤3枚を構成。日本戦でのメンバー構成は不透明ではあるが、相馬は「アンカーでマークつぶせている時に守備がハマっていると見ていて感じた。そこが一つポイントになる」と展望した。

 また相馬にとっては、コスタリカ戦の悔しさも晴らしていくための舞台になる。通せなかったクロス、決め切れなかったFKを振り返りながら「次は絶対に決めるということで準備したい」と決意。国内組で臨んだEAFF E-1選手権から自らの結果でワールドカップへのキャリアを切り拓いた25歳は、さらなる闘志を燃やしながらリベンジの舞台に立つ。

(取材・文 竹内達也)
▶「FIFAワールドカップ」ABEMAで全64試合を無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP