日本代表は29日、カタールW杯グループリーグ第3節スペイン戦(12月1日・ハリファ)に向け、ドーハの練習拠点でトレーニングを行った。冒頭15分間が報道陣に公開され、右太もも裏の違和感で別メニュー調整が続いていたDF冨安健洋(アーセナル)が全体練習に合流。右ひざ痛のため前日の練習を欠席したMF遠藤航(シュツットガルト)、左太もも裏に痛みがあるDF酒井宏樹(浦和)はこの日も室内で調整した。

　公開部分ではGKとフィールド選手が分かれてスタートし、フィールド選手は遠藤と酒井を除く21人が参加。ランニングやストレッチ、軽いパス練習を行った。右太もも裏の違和感でコスタリカ戦を欠場した冨安は公開部分は全メニューをこなし、スペイン戦に間に合う可能性が高まった。

　28日の練習ではコスタリカ戦の出場組がウォーキングのみのリカバリーメニュー、控え組は4対4+フリーマン1人などで人数制限下での調整となっており、戦術練習はなし。この日の非公開練習からスペイン戦を意識したメニューに取り組んだとみられる。

　日本は12月1日、グループリーグ最終節でスペインと対戦。勝てば決勝トーナメント進出、負ければグループリーグ敗退、引き分けでも他会場のドイツがコスタリカに2点差以上で勝利するとグループリーグ敗退という運命の一戦となる。

(取材・文　竹内達也)

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