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同い年の冨安復帰に堂安律が冗談交じりの期待「休んでいたので仕事して」

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日本代表MF堂安律

 自分たちを信じ、気持ちで負けないことが大事になる。コスタリカ戦(●0-1)の敗戦後、多くの批判が飛び交う現状を受け、日本代表MF堂安律(フライブルク)は「自分たちが一番不甲斐ない結果だったことは分かっている」としながらも、「その一戦で僕たちが積み上げたものがゼロになるわけではない」と力説した。

 練習前には自身のTwitter(@doan_ritsu)に「どんな状況であれ敵は相手じゃなくて自分」と投稿。その真意を問われ、「この状況でこそ、もう一度自分たちを信じることが必要。一番難しいことだけど、それが必要なことなので」と説明した。

「簡単に言うと根性という言葉になるけど」。技術、戦術よりもまずはメンタル。「最近、戦術、戦術という言葉が流行りがちだけど、それ以前にベースとなるところではそこが大事なのかなと」。それはW杯という国を背負って戦う舞台だからこそ、大事な要素にもなる。「メンタリティーというのはクラブチームより代表のほうが必要だなと最近感じている」と実感を込めて言った。

 DF酒井宏樹、MF遠藤航が別メニュー調整となる中、右太腿裏の違和感で別調整が続いていたDF冨安健洋がこの日から全体練習に合流する明るいニュースもあった。同じ98年生まれの24歳に対し、「彼(冨安)には日本人離れした守備範囲があるし、まさにこういう相手には必要な選手だと思う」と復帰を喜ぶと、「休んでいたので、ちょっと仕事してもらいたい」と冗談めかして話した。

 年代別代表のころからチームメイトとしてプレーしてきた2人だが、「なぜか彼にはライバル心を抱かない」(堂安)という関係だという。「長い間、一緒にやってきて、周りからは『お前ら仲良くないだろ』と言われるけど、お互いに興味がないだけ」。そう報道陣を笑わせ、「彼がビッグクラブに行って刺激になっているし、自分もいずれは行きたいと思っている」と話した。

(取材・文 西山紘平)

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