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W杯史上最も低いボール支配率での勝利に…割り切った戦術に徹した日本、“ゴール期待値”でスペイン上回る

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W杯王者から2つの金星を奪った

[12.1 カタールW杯E組第3節 日本 2-1 スペイン]

 苦しみながらも掴んだ劇的勝利だが、日本はスペインよりもゴール期待値で上回っていた。さらに、ボール支配率17.7%での勝利は、記録されているW杯の記録上で、最も低い数値での勝利だという。データサイト『Opta Analyst』が伝えた。

 日本は序盤からスペインにボールを握られ続け、前半11分には失点を喫した。それでも最少失点で前半を折り返すと、後半からは途中投入の堂安律と三笘薫が躍動。後半3分に堂安が左足ミドルを叩き込むと、その3分後には三笘がタッチラインぎりぎりから折り返し、田中碧が逆転ゴールを流し込んだ。

 グループリーグ初戦のドイツに続き、再びW杯王者から大金星となった。試合後、日本対スペインの試合の数値が明らかになっている。ボールを持たれた数値である“支配率”は、スペインが82.3%に対して日本は17.7%だった。

 だが、守りきったところから決め切る力が日本は上回った。決定機創出からそれが得点に結びつく力を表す“ゴール期待値”は、スペインが1.1に対して日本は1.3だった。

 日本のボール支配率17.7%での勝利は、W杯史上最も低いボール支配率での勝利だという。強豪国との戦い方に徹した日本の割り切ったプレーが金星を呼び寄せた。

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