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「チームのためにすべてを出し切るだけ」途中出場の浅野拓磨も攻守に走り抜く

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三笘のクロスに右足で合わせるFW浅野拓磨

[12.1 カタールW杯E組第3節 日本2-1スペイン ドーハ/ハリファ]

 チームのために走り抜いた。2-1と逆転して迎えた後半17分、日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)はFW前田大然に代わって途中出場。「チームのためにすべてを出し切るだけ。それだけに集中してピッチに入った」と、最前線でチームの逃げ切りに貢献した。

「自分が入るタイミングは2-1で、コスタリカ対ドイツは1-1の状態だった。勝てばグループリーグ突破が決まるし、失点しないことだけを考えた」

 前からのプレスで守備に走り、ポストプレーでは体を張った。「FWだけど、チームのために何ができるかを考えてピッチに入った」。後半25分にはカウンターからMF三笘薫が左サイドを駆け上がり、その折り返しに浅野が走り込んだが、右足で合わせたシュートはミートし切れず、ゴール右へ。ダメ押しの3点目とはならなかったが、そのスピードを武器にカウンターで脅威になった。

 浅野が決勝点を決めたドイツ戦に続く大金星。第2戦でコスタリカに敗れたあとはチームに対する批判も強まったが、終わってみればドイツ、スペインというW杯優勝経験国を撃破し、2勝1敗で首位通過を果たした。「何で示すかと言えば、結果でしか示せない。グループリーグの2試合でそれは示せたと思う」。浅野はそう言って胸を張った。

(取材・文 西山紘平)

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