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3連勝のU-20日本代表を牽引…松木玖生がサウジ戦2発を振り返る「常に得点は決めたい。それが実になってよかった」

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MF松木玖生(FC東京)

 U-20日本代表は、3日から始まったグループリーグ3連戦を全勝で終了。グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。MF松木玖生(FC東京)は全試合でフル出場し、9日のU-20サウジアラビア戦では2ゴールの活躍。10日のオンライン会見では「常に得点は決めたいというところはある。それが実になってよかった」と振り返った。

 中2日で行われた3試合すべてでフル稼働した。それでも松木は「ピッチに入ったら体のきつさは関係ない。体はきつい部分もあるけど、それを言い訳にはできない」と強調。泥臭くチームのために戦い、6日の第2戦・キルギス戦ではPK奪取とアシストを記録する。9日の第3戦・サウジアラビア戦では2ゴールを決めた。

 特にサウジアラビア戦での2ゴール目は、同点に追いつかれてから4分後の決勝ゴールとなった。後半29分に相手のCKから失点を喫したときも冷静だったという。「そんな焦ることはないとチーム内で話していました」。すると、その4分後に松木が躍動。MF山根陸(横浜FM)の左CKを、松木がニアサイドからヘディングシュート。松木は「点を奪われたセットプレーでの得点を自分たちもすることができたのでよかった」と失点と同パターンの“仕返し”ゴールに手応えを語った。

 グループリーグ3連勝という好調さにも、キャプテンを担う松木の表情は鋭い。「普段通り変わらず高みを見据えながらも、目の前の試合を一戦一戦こだわって戦うことが大事」と12日からの決勝トーナメントに照準を合わせている。

 類まれな勝負強さは「毎試合自分は絶対に勝ちたいので、そこから出てくるもの」と自己分析をする。「試合に入ると勝ちたい欲が出てくるので、そこかなと」。圧倒的なメンタリティを武器に、まずは一発勝負の準々決勝を制してU-20ワールドカップ出場を狙う。そして、その勢いのままアジアの頂点を目指すつもりだ。

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