beacon

圧巻の勝負強さ…U-20日本代表主将・松木玖生が2ゴールでGL突破を掴み取る「強い気持ちで、次の一戦に臨みたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF松木玖生(FC東京)

[3.9 AFC U20アジア杯第3戦 日本2-1サウジアラビア タシケント]

 自身の2ゴールでU-20日本代表を決勝トーナメントに導いた。MF松木玖生(FC東京)はグループリーグ第3戦・サウジアラビア戦で今大会初ゴールを含む2得点。試合後のフラッシュインタビューでは「1試合目、2試合目と得点を取ることができずに、チームに迷惑をかけていたのでそれはよかった」と振り返った。

 引き分け以上でグループリーグ突破が決定も、条件次第では敗退もあり得る状況で臨んだ。しかし前半15分、松木の一発が流れを変える。中盤からパスがつながり、最後はMF安部大晴(長崎)のパスを受けると、松木がPA左で切り返しながら右足シュート。ゴール右に流し込み、先制ゴールを挙げた。

 だが、日本は後半30分という時間帯に失点。1-1で追いつかれてしまう。嫌なムードが漂う中、勝負強さが光ったのはやはり松木だった。同33分、MF山根陸(横浜FM)の左CKを松木がニアサイドでヘディングシュート。この試合2点目となる勝ち越しゴールで、勝利を決定づけた。

 松木はグループリーグ3試合フル出場で3連勝に貢献。第3戦では2ゴールの活躍で、決勝トーナメント進出を果たした。

 配信サイト『DAZN』は試合後のフラッシュインタビューを伝えており、松木は「非常にタフな90分間でしたけど、チームがしっかり守り切って、自分自身も結果で見せることができたので、まずホッとしています」と振り返る。

 今大会では準決勝まで勝ち進めば、5月にインドネシアで行われるU-20ワールドカップ出場が決まる。12日の準々決勝が日本にとって重要な試合となる。松木は「次が一番肝心な試合だと思うので、そこに向けて中2日ですけど、しっかりチームがまとまっていけたら」と語った。

 U-20日本代表のキャプテンは自身の役割を噛みしめる。「ここからがすごく難しい試合になってくる。そこはチーム全員が理解していますし、自分がキャプテンとして、絶対にW杯に連れていくという強い気持ちを持ちながら、次の一戦に臨みたい」と力を込めた。

●AFC U20アジアカップウズベキスタン2023特集

TOP