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U-20代表入り目指す大学生の両WBがキラリ!高橋輝「やってやろうと」松村晃助もユーティリティ枠へアピール

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MF高橋輝(左、東洋大1年)とMF松村晃助(法政大1年)

[4.18 練習試合 U-20日本代表候補3-0関東大学選抜]

 アルゼンチンでの開催が正式に発表されたU-20ワールドカップメンバー入りをかけた“サバイバルマッチ”で、大学生の2人が奮闘をみせた。

 いきなりキラリと光るプレーをみせたのは、左WBで先発したMF高橋輝(東洋大1年)だった。ファーストプレーで対峙した右SBの櫻井稜(法政大1年)を置き去りにする縦の突破をみせる。「ぶっつけ本番だった」というウイングバックでのプレーだったが、ポテンシャルの高さを感じさせた。

 櫻井とは中学時代に大宮U15で一緒にプレーした選手だった。「一回千切ったけど、そのあとはやり難い感じがした。縦を切られたので、こいつ分かってるなみたいな感じでした」。懐かしさを感じながらのプレーだったことに、思わず笑みを浮かべる。

 飛び級による初招集にもなっていた。昨年8月からU-18日本代表の常連となった高橋だが、今回の世代での招集は初。しかも追加招集での参加になっていた。「アジアの予選をDAZNで観ていたけど、自分も諦めていなかった。ビックリしたというよりは、やってやろうという気持ちでした」。インパクトを残せたこともあり、充実の汗を拭った。

 右WBで先発したMF松村晃助(法政大1年)は、今月上旬の代表候補トレーニングキャンプに続く招集になっていた。4日の練習試合でも得点に繋がるプレーを披露。この日のゲームでは前半を右WBでプレーすると、後半は途中からボランチに入って、そつのないプレーをみせた。

 U-20W杯の登録メンバーは21人。アジアカップから2人減となり、さらに海外でプレーする選手も加わることが予想され、複数ポジションをこなすことの出来るユーティリティな選手が求められることになる。本職はトップ下だが、両サイドやボランチもこなす松村の存在は、貴重な選択肢の一つとなりそうだ。

 松村自身も「いろんなポジションが出来るのはW杯だけじゃなくて、将来的にみても凄く大事な部分だと思います」とすると、「攻撃の選手なので、1試合は必ず点繋がるプレーがしたいし、していかないといけないと思っている。そこは意識を持ってやっていきたい」と力を込めて話した。

(取材・文 児玉幸洋)
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