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U-22日本代表はオランダ相手にスコアレス…チャンス作るも不発、4度目の欧州遠征を1勝1分で終える

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[6.14 国際親善試合 U-22日本 0-0 U-22オランダ オーストリア]

 U-22日本代表は14日、欧州遠征でU-22オランダ代表と対戦し、0-0のドローで終えた。

 10日の欧州遠征初戦・U-22イングランド代表戦では2-0で勝利した日本が、連勝を目指す。先発は4人変更。GK鈴木彩艶(浦和)、DF内野貴史(デュッセルドルフ)、MF佐藤恵允(明治大)、FW藤尾翔太(町田)がメンバーに名を連ねた。4-2-3-1の布陣で、GKは鈴木彩、4バックは左からDF加藤聖(長崎)、DF木村誠二(FC東京)、DF鈴木海音(磐田)、内野。ボランチはMF藤田譲瑠チマ(横浜FM)とMF山本理仁(G大阪)。2列目は左から佐藤、MF鈴木唯人(ストラスブール)、MF三戸舜介(新潟)。1トップに藤尾が入った。

 日本は前線からプレスを仕掛け、良い試合の入りを見せる。それでもオランダの個人技から自陣に入り込まれる場面もあった。前半12分、FWエライス・タフサンにPA左の進入を許すと、豪快に右足シュートを打たれる。しかし、ニアサイドのボールを鈴木彩が好セーブではじいた。

 少しずつペースを握る日本は前半16分、得意のセットプレーから決定機。左サイドのFKを鈴木唯がワンタッチで始め、加藤が左足で大きく蹴り出す。PAのニアサイドに詰めた三戸がダイレクトで合わせるが、惜しくもゴール枠内を捉えなかった。同21分にはプレスが奏功し、ボールを奪取。左サイドの佐藤からパスを受けた三戸がPA左の深い位置でキープする。マイナスへの折り返しを佐藤がスライディングシュート。相手選手に当たり、惜しくもゴール右外に外れた。

 前半45分で日本はシュート8本を放ったものの、チャンスを生かしきれず。前半はスコアレスのまま後半に折り返した。この試合は交代人数は無制限。ハーフタイムで日本は交代カードを切らず、一方で、オランダは攻撃の要MFライアン・グラフェンベルフら一挙9人を交代させた。

 後半開始早々からオランダの攻撃を受ける。FWブライアン・ブロビーにPA左に入られるが、鈴木彩が飛び出してセーブした。日本も鈴木唯が起点となり、サイドの佐藤と三戸が突破を試みる。敵陣付近までにじり寄るが、決定機まで作ることはできない。後半26分、藤田のパスを受け、PA手前の鈴木唯が反転から左足シュート。鋭い弾道は惜しくもGK正面に収まった。

 日本は後半28分に初の交代カードを切る。三戸と佐藤を下げ、MF松村優太(鹿島)とMF平河悠(町田)が投入された。平河が左サイドに、松村が右サイドに入っている。同37分には藤尾と内野に代え、MF西川潤(鳥栖)とDF関根大輝(拓殖大)が出場した。直後に左サイドからクロスを上げられ、ブロビーにニアサイドでシュートを打たれるが、枠内を捉えずにピンチを切り抜けた。

 後半40分、日本は大きな決定機を迎える。鈴木彩からロングフィードが飛び、中盤の鈴木唯が頭で右サイドに落とす。松村が一気にスピードアップ。PA右から右足シュートを放つが、しかしGKバルト・フェルブルッヘンに阻まれた。同タイミングで、日本にアクシデント。投入されたばかりの西川が足を痛めてピッチ外に出た。44分にはオランダの波状攻撃を受けるも、木村のスライディングブロックでピンチを切り抜ける。直後には西川に代わって、MF重見柾斗(福岡大)が入った。

 オランダの攻撃をしのぎながら、攻撃の形を作った日本だが、試合はスコアレスのまま終了。4度目の欧州遠征は1勝1分で終えた。

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