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FW道脇が2戦連発!初先発FW望月2発、10番MF佐藤もゴール!U-17日本代表がベトナム下し、勝点3奪取!

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前半2分、U-17日本代表FWFW道脇豊(熊本、右)が先制ゴール

[6.20 AFC U17アジアカップGL第2節 U-17日本 4-0 U-17ベトナム]

 U-17日本代表が勝点3奪取――。20日、U-17日本代表はAFC U17アジアカップグループリーグD組第2節でU-17ベトナム代表と対戦。FW道脇豊(熊本)の先制弾とFW望月耕平(横浜FMユース)の2発、MF佐藤龍之介(FC東京U-18)のゴールによって、4-0で勝った。通算成績を1勝1分とした日本は、23日のグループリーグ最終節でU-17インド代表と戦う。

 日本は1-1で引き分けたU-17ウズベキスタン代表との初戦(17日)から先発5人をチェンジ。CB本多康太郎(湘南U-18)と右SB柴田翔太郎(川崎F U-18)、MF杉浦駿吾(名古屋U-18)、MF中島洋太朗(広島ユース)、FW望月耕平(横浜FMユース)が初先発した。4-2-3-1システムのGKは後藤亘(FC東京U-18)で右SB柴田、CB本多、CB土屋櫂大(川崎F U-18)、キャプテンの左SB小杉啓太(湘南U-18)の4バック。ダブルボランチがMF山本丈偉(東京Vユース)と中島、右SH佐藤、左SH杉浦、前線はウズベキスタン戦で先制点を決めているCF道脇とトップ下の望月がコンビを組んだ。

 日本は開始直後に先制点を奪う。前半2分、右サイドを抜け出した佐藤が2度の切り返しから右足クロス。これをゴールエリアで構えていた道脇が頭で叩きつける。ファーから放った一撃は1バウンドしてゴール右隅へ吸い込まれた。幸先よくリードを奪った日本は前線からの鋭い攻守で畳み掛けようとする。山本、中島が中盤で潰し切って攻撃に移るが、ベトナムは雨上がりのピッチで器用さも発揮。日本はボールを奪い切れずに中盤で前を向かれるなど、守りが綻びかけるシーンも見られた。

 だが、小杉のカバーリングや力強いアプローチを見せる本多の好守などで決定打を打たせない。そして、GK後藤が相手のプレスを剥がす形で1度2度とビルドアップ。右サイドから佐藤や柴田が仕掛け、望月も効果的な抜け出しを見せる。28分、右CKから土屋がヘッド。38分には望月、42分には道脇がDFと入れ替わって独走する。終盤にボールを保持する時間とチャンスを増やした日本だが、決め切ることができず、1-0で前半を終えた。

 日本は後半開始から杉浦に代えて左SH吉永夢希(神村学園高)を投入。ベトナムは3枚替えで後半をスタートする。日本は吉永が左サイドの攻撃を活性化。吉永がクロスを上げ切り、山本がミドルシュートを狙う。その一方、中盤でボールを奪い切れず、背後を突かれる回数も増加。やや我慢の時間帯もあった日本だが、次の1点を奪う。

 後半14分、右サイドでボールを受けた柴田がDFとの1対1から縦へ抜け出す。そして、マイナスのラストパスを望月が右足ダイレクトで決め、2-0とした。さらに道脇のヘッドなどで追加点を目指す日本は21分、中島のスルーパスで右中間を抜け出した佐藤が右足アウトで技ありゴール。ポジションを望月と入れ替え、最前線に出ていた10番の一撃によってリードを3点とした。

 ミスからポスト直撃のシュートを打たれた日本だが、28分に山本、佐藤、道脇に代えてボランチにMF宮川大輝(G大阪ユース)、右SHに山口豪太(昌平高)、FWに高岡伶颯(日章学園高)を投入。直後に高岡がPAへ切れ込み、フォローした山口が左足を振り抜く。GKが弾いたボールを望月が押し込み、4-0とした。

 攻撃の手を緩めない日本は宮川が強引な仕掛けとシュート。34分には土屋が抜け出した相手のシュートをブロックする。38分には、小杉に代えて右SBに黒木雄也(鳥栖U-18)を投入。柴田が左SH、吉永が左SBへ移った。日本は吉永のスルーパスから高岡が左足を振り抜くなど攻め続け、4-0で試合終了。各組上位2チームが進出する決勝トーナメントへ前進した。
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