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バックパス奪ってダメ押し弾!1トップで存在感見せた前田大然「ループか迷ったけど、ループなら外していた」

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途中出場でダメ押しゴールを決めたFW前田大然

[6.20 キリンチャレンジ杯 日本 4-1 ペルー パナスタ]

 限られた時間でしっかり結果を残した。2-0の後半16分から途中出場した日本代表FW前田大然(セルティック)。FW古橋亨梧に代わって1トップに入ると、守備では前線から中盤まで下がって猛然とプレッシャーをかけ、攻撃に移れば危険なスペースに何度となく飛び出した。

 出場直後の後半18分にはMF遠藤航の縦パスに前田が競り、こぼれ球を拾ったMF鎌田大地が左サイドのMF三笘薫に展開してMF伊東純也の3点目につながった。さらに同30分、日本の右サイドでMF久保建英、MF堂安律が高い位置からプレッシャーをかけると、左サイドバックのDFマルコス・ロペスがバックパス。これがズレたところを前田がカットし、そのままGKとの1対1に持ち込んだ。

「うまくタケ(久保)がプレスをかけてくれて、それが僕のところに転がってきた。ボールの置きどころもいいところに置けて、ループか迷ったけど、ループだったら外していたと思う」。そう笑った前田の右足シュートはGKの体に当たってゴールへ。昨年12月5日のカタールW杯決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦以来となる国際Aマッチ3ゴール目が、前田にとっては第2次森保ジャパン初出場での初ゴールとなった。

 3月シリーズはケガの影響で途中離脱となり、今月15日のエルサルバドル戦(○6-0)も出番がなかった。今合宿では左サイドハーフに入ることが多かっただけに、「(練習では)ずっと左サイドをやっていたので、左で出るかなと思っていたらFWだった」と驚きながらも、代表では慣れ親しんだ最前線のポジションでさすがの存在感を発揮した。

(取材・文 西山紘平)

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