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SBで新戦力を試し続ける森保監督、毎熊晟矢のA代表初招集に「戦力になり得る選手の幅を広げていきたい」

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日本代表に初招集されたDF毎熊晟矢(C大阪)

 日本サッカー協会は31日、9月9日のドイツ戦(ドイツ・ボルフスブルク)、9月12日のトルコ戦(ベルギー・ゲンク)に臨む日本代表メンバーを発表し、DF毎熊晟矢(C大阪)が初招集された。

 毎熊は今季6位につけるC大阪で右サイドバックのレギュラーとしてプレー。今季リーグ戦23試合に出場し、1得点を挙げている。日本代表の森保一監督は「チームでのパフォーマンスが良いこと」と選考の理由を説明。そのうえでサイドバックのポジションでより選手層を厚くしていきたい意向を強調した。

「チーム作りにおいて、すべてのポジションでポジション争いがあると思うし、レベルアップもしないといけない。サイドバックのポジションで日本代表として戦力になり得る選手の幅はより広げていきたいと思っている中、Jリーグで活躍し、存在感を示している選手として毎熊選手を今回選んだ」

 カタールW杯後、DF酒井宏樹、DF長友佑都という経験あるサイドバックが招集を見送られる中、第2次森保ジャパン初陣となった3月の活動ではDF半田陸、DFバングーナガンデ佳史扶というパリ五輪世代のサイドバックが抜擢され、6月の活動ではDF森下龍矢が初招集された。

 右サイドバックではDF菅原由勢がレギュラーとして第2次森保ジャパン全4試合に先発しているが、さらに競争を促す狙いもありそうだ。25歳の毎熊は東福岡高時代に全国高校総体(インターハイ)優勝、全国高校選手権優勝を経験し、卒業後は桃山学院大に進学。20年から長崎に入団し、昨季よりC大阪でプレーしているが、年代別を含めて日本代表招集は今回が初となった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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