beacon

U-22日本代表のゲームキャプテン担った山本理仁、高精度FKは鋭い縦回転もクロスバー

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF山本理仁

[9.9 U23アジア杯予選GL第2戦 日本1-0パレスチナ マナーマ]

 パレスチナに対し、1-0の辛勝。キャプテンマークを巻いて先発したU-22日本代表MF山本理仁(シントトロイデン)は、前半23分にFW藤尾翔太が決めた先制点にこそ絡んだものの、その後はセットプレーのキッカーを任されながらも得点を演出できないまま時間が推移。後半29分に交代でピッチを退いた後も追加点は入らず1-0で試合終了した。

「思った以上に相手に勢いがあった。FWの選手にパワーがあって、そこで起点をつくられることも多かったし、そこで起点を作られるとどうしても後ろ向きになってしまう」と、苦戦した理由を挙げた。

 低い位置にブロックを敷く相手に対して、縦パスを入れる回数が少なかった。その点については、「もう少し恐れずに、というのと、サイドレーンを使いながら相手を広げて、その間を使えたら良かった。僕のところや(鈴木)唯人のところで前向きになれればチャンスになっていたので、そういう場面を増やせればいいのかな、と思う」と振り返った。

 惜しかったのは前半30分にゴール正面から蹴った直接FK。バーを直撃した後、上に弾かれ、「あそこは仕留めたかったですね」と悔しがった。

 1-0で勝利を収めたことにより、第3戦のバーレーン戦は引き分け以上でグループ首位が決まるという優位な状況にはあるが、何一つ保証はない。

「攻撃の停滞感やリスク管理のところを含めて、次までに改善していかないといけない」とさらに意識を高めていた。

(取材・文 矢内由美子)

●AFC U23アジアカップ2024予選特集ページ
矢内由美子
Text by 矢内由美子

TOP