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U-22日本代表の最多スコアラー細谷真大は2ゴール直後に22歳のバースデー「もっとチームを引っ張っていける存在に」

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FW細谷真大

 午後9時半キックオフの試合で2ゴールを決めた男は、22歳の誕生日を試合会場で迎えた。U-22日本代表のメンバーはFW細谷真大(柏)に誕生日祝いのサプライズを計画。7日午前0時のロッカールームからバースデーソングが鳴り響いた。細谷は喜びとともに「22歳になりましたけど、もう若くない歳」と新たな一年に気を引き締めた。

 2024年パリオリンピックにつながる一次予選も兼ねるU23アジアカップ予選の初戦は、パキスタン相手に6-0で快勝した。先発出場で最前線に張った細谷は、ポストプレーで味方を助けつつ、自らもゴールを狙いに行く。

 2-0で迎えた前半アディショナルタイムに細谷が追加点を挙げる。スローインからのリスタートで右サイドからクロスが上がると、細谷の頭上を越えたボールを、ファーサイドのMF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)が頭で折り返す。「自分の頭を越えた瞬間にはもう次のポジションを取ろうと思っていた」(細谷)。体勢を整えながらすばやく左足ボレーで合わせ、チーム3点目を挙げた。

 U-22日本代表は後半からさらに攻勢を強め、4-0で迎えた後半14分には細谷がPKを沈めて5-0。その後もダメを押したU-22日本代表が6-0で初戦を快勝で終えた。

 チーム発足から一年半が経った大岩監督体制で、細谷はチーム最多7得点を記録。「練習時間が少ない割にうまく得点が取れている」と少しずつ手応えも感じているようだ。新たな一年に向けて「レイソルでもですが、もっとしっかりチームを引っ張っていけるような存在になる」と決意を新たに、来夏のパリ五輪に視線を向けている。

(取材・文 石川祐介)

●AFC U23アジアカップ2024予選特集ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

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