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三笘不在の左サイドで連発狙う中村敬斗、クラブでも両翼担う伊東純也に「絶対にいいクロスが来る」

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日本代表MF中村敬斗

 13日のカナダ戦(デンカS)を翌日に控えた公式会見で先発候補として唯一、森保一監督から名前を挙げられたMF中村敬斗(スタッド・ランス)が9月12日のトルコ戦(○4-2)に続く連発を誓った。

 トルコ戦に4-2-3-1の左サイドハーフで先発した中村は前半だけの出場で2ゴール。クラブに戻ってからも9月26日のリール戦でリーグアン移籍後初ゴールをマークした。「トルコ戦で2点取って、チームに戻ってからもいい流れで得点に絡めている。明日もこの調子で行きたい」と意気込んだ。

 移籍6試合目での初ゴールに「リーグアンでゴールを取れて少しホッとしたというか、チームの勝利が一番なのは大前提として、ここから少しずつ(個人の)結果を積み上げられれば」と率直な思いを吐露。スタッド・ランスでは右サイドにMF伊東純也、左サイドに中村と日本人選手が両翼を担っており、「右サイドに突破力があるし、(伊東)純也さんが突破したときにクロスに飛び込む意識は前より強くなっている」と胸を張る。

 その関係性は代表でも変わらない。「絶対にいいクロスが来る。1枚目がつぶれてセカンドのところが一番点が取れるチャンスだと思って、一番スプリントしている」。今シリーズはMF三笘薫が体調不良で参加を辞退。この日の会見で三笘不在の左サイドでだれを起用するか問われた森保監督は「中村敬斗がまずは候補かなと思っている」と言及し、カナダ戦先発の可能性が高まった。

 森保監督はシステムについても「基本は4-1-4-1でスタートかなと思っている」と明言。クラブ同様、中村と伊東が両サイドで同時先発する可能性も十分ある。中村は「4-2-3-1だとトップ下の選手が逆サイドに流れてボールが来ないこともあるけど、4-1-4-1だと8番のポジションが2枚いるので、こっちでもトライアングルを作れる」と指摘。「明日もボールに絡んで、チャンスがあったら決めたい」と貪欲にゴールを狙うつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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