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ポストプレーでも奮闘した浅野の姿に古橋亨梧「ベンチから見ていて刺激をもらった」

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FW古橋亨梧(セルティック)

 限られた出場時間で持ち味を発揮することはできなかった。日本代表FW古橋亨梧(セルティック)がMIZUHO BLUE DREAM MATCH・カナダ戦から一夜明けた14日、報道陣の取材に対応。「アシスト未遂みたいないいパスは出せたけど、FWとしてシュートは0だったので、どこかで思い切ってシュートを打てたらなというのがある」と振り返った。

 古橋は後半27分、FW浅野拓磨に代わって1トップで途中出場。後半41分にはボールを収めて右にはたき、MF川辺駿のビッグチャンスを導いたが、川辺のシュートが決まらずに“アシスト未遂”。また自身のシュートは0本に終わり、得点に絡むことはできなかった。

 その要因には古橋の見せ場となるようなパスが入らなかったことも挙げられるが、前半の浅野は苦手のポストプレーでも奮闘し、一時劣勢に陥ったチームを助ける働きを見せていただけに、パスを導くための過程に物足りなさも残った。浅野の姿は古橋にも「前線でしっかりとボールを収めていたし、ボールを奪ってカウンターでアシストもしていた。そのほかにも動き出しでいい形で抜け出したりもしていたので、ベンチから見ていて刺激をもらった」と響いていたという。

 もっとも古橋はポストプレーの取り組みも進めていく構えだ。「チームの中で苦しい時間、押し込まれる時間があるのはどのチームでもどの試合でもある。そういう時にFWがボールを落ち着かせることで、ファウルをもらったり、収めることで後ろは楽できる。そこは意識している」。そう話した古橋は「今までは抜け出しの部分、持ち味を出すことを考えながらプレーしていたけど、どこかで収められればと思っている。ちょっとずつできたらと思う」と意欲を見せた。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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