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左サイドで先発濃厚の旗手怜央「真ん中は360度見ないといけないけど、サイドは180度でいい」

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日本代表MF旗手怜央

 17日のチュニジア戦(ノエスタ)に向け、森保一監督が左サイドハーフでの先発起用を示唆した日本代表MF旗手怜央(セルティック)は「自分らしいプレーができれば。与えられたポジションでしっかり頑張りたい」と意気込んだ。

 所属クラブのセルティックではインサイドハーフが主戦場だが、後半16分から途中出場した13日のカナダ戦(○4-1)も後半38分までは左サイドでプレー。「途中からでもスムーズに入れた。自分らしいプレーが一つ出れば乗ると思うし、そういうプレーが序盤に出れば」。カナダ戦では鋭いサイドチェンジからチャンスも演出し、「真ん中だと360度見ないといけないけど、サイドは180度でいい。まず遠くから見ることを意識しているし、中盤でやっていることがサイドハーフで生きたのかなと思う」と指摘する。

 カナダ戦も終盤はインサイドハーフでプレーしており、複数のポジションができるユーティリティーさが旗手の持ち味でもある。「日ごろからいろんな選手の特徴を理解しようとしているし、周りの選手の特徴、チームによってのポジションの特性を理解していれば(ポジションが変わっても)できるのかなと思う」。来月から始まるW杯アジア2次予選では選手の登録人数が26人から23人に戻る見込みで、ポリバレントな選手の重要性はさらに増すことになる。

 MF三笘薫が体調不良で参加を辞退し、MF中村敬斗もカナダ戦で負傷交代。追加招集のMF奥抜侃志も試合前日にようやく全体練習に合流した。相次ぐ左サイドのアクシデントで旗手に白羽の矢が立ったが、「(日本代表は)サイドに特徴のある選手が増えて、攻撃のキーになっている。明日、自分がそこで出るのなら、そこのポジションから今までの選手とは違ったプレーを出せれば」と、サイドが本職のドリブラーとは異なる特色でチームに貢献するつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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