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毎熊に刺激受けた菅原由勢「現代型のSBだなと」GK鈴木彩艶のサポートにも意欲「今日からしっかり肩もみを」

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日本代表DF菅原由勢(AZ)

 日本代表DF菅原由勢(AZ)がキリンチャレンジカップ・チュニジア戦を翌日に控えた16日、公式練習後に報道陣の取材に応じた。菅原は所属チームで連戦が続いていた中、13日のカナダ戦では出場せずフレッシュな状態。「1試合目に出なかったので、2試合目に向けて僕なりに準備してきた。チャンスがいただけるなら自分のプレーを全力でするだけ」と決意を示した。

 カナダ戦ではDF毎熊晟矢(C大阪)が右サイドバックで先発。DFアルフォンソ・デイビスとの厳しいマッチアップを強いられる場面もあったが、その姿は菅原にとっても大きな刺激になったという。

「現代型のサイドバックだなと。中と外の使い分けもしっかりできるし、技術もあるからそういうところでプレーできるし、純也くんの関わり方も。良い選手だし、僕自身もかなり勉強になった。まだまだ僕が苦手にしている部分を毎熊くんはスムーズにやって、むしろ強みにしているので、勉強しながら試合を見ていた。ポジショニングもかなり周りの選手を見ながら、気を遣いながらポジショニングを取っていたので、そこはもっと僕自身やれるところ、成長できるところだと思う」

 ポジション争いを繰り広げる相手ではあるが、この日は26歳の誕生日だった毎熊と笑顔で会話。また初合流のFW奥抜侃志(ニュルンベルク)をボール回しに招くなど、ムードメーカーとしての役割も大きい。菅原自身は「自分の性格上いろんな選手と喋れるので」とあくまでも自然に振る舞っているようだが、第2次森保ジャパンの中で着実に存在感を高めている。

 チュニジア戦ではGK鈴木彩艶(シントトロイデン)が先発予定。フルメンバーのA代表では初の先発予定だが、菅原はここでもコミュニケーション力を発揮する構えだ。「存在感はもうあるから、それを明日ピッチで出してもらいたい」と目を細めつつ、「僕がそうだったように代表の初スタメンは緊張するだろうし、固くなるだろうから、今日からしっかり肩揉みをはじめとして彼をリラックスさせてあげられたらいい」と冗談まじりにエールを送り、報道陣を笑わせていた。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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