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U-22日本代表はU-22アメリカに大敗…松木玖生が一時同点弾も、大岩体制最多4失点で屈す

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アメリカに敗れたU-22日本代表

[10.17 国際親善試合 U-22日本 1-4 U-22アメリカ フェニックス]

 パリオリンピックを目指すU-22日本代表は17日、アメリカ・フェニックスで遠征第2戦・U-22アメリカ代表と対戦し、1-4で敗れた。開始5分に失点も、同35分にMF松木玖生(FC東京)の得点で追いつく。しかし、前半終了間際に勝ち越しを許し、後半には2失点を喫した。アメリカ遠征を1勝1敗で終えた日本は、11月18日にIAIスタジアム日本平でU-22アルゼンチン代表と対戦する。

 15日の第1戦ではU-22メキシコ代表に4-1と快勝した日本は、この試合で先発を5人変更。GK佐々木雅士(柏)、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、DF畑大雅(湘南)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)がメンバー入りした。4-3-3の布陣でGKは佐々木、4バックは左からバングーナガンデ、DF木村誠二(FC東京)、DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)、DF畑大雅(湘南)。アンカーは藤田、左インサイドハーフはMF松木玖生(FC東京)、右インサイドハーフがMF山本理仁(シントトロイデン)。前線3枚は左からMF三戸舜介(新潟)、FW細谷真大(柏)、MF山田楓喜(京都)となった。

 日本は、すでにパリ五輪出場を決めているU-22アメリカに挑むが、開始5分に先制を許す。MFパクステン・アーロンソンにPA左に入り込まれると、MFヨハン・ゴメスに押し込まれた。その後も押し込まれる展開が続くが、徐々に反撃を仕掛けていく。同16分には松木が左足でミドルシュートを放つも、ゴール右外に外れていった。19分には山田が細谷とのワンツーからPA右に進入。だが、左足シュートはゴール枠を捉えなかった。

 日本は決定機を何度も作り続けると、前半35分に同点に追いつく。バングーナガンデが左CKを蹴り、アンリが頭で落とす。こぼれ球を松木が見逃さず、右足で押し込んだ。

 1-1と追いついた日本は勝ち越したいところだが、前半終了間際に再び勝ち越しを許す。DFジョナサン・トムキンソンに後方からのロングフィードに反応し、自陣内に進入される。折り返しをGK佐々木が止めきれず、ノーマークのアーロンソンに押し込まれた。

 1-2で前半を終えた日本は、ハーフタイムで3枚替え。畑、アンリ、バングーナガンデを下げ、DF内野貴史(デュッセルドルフ)、DF西尾隆矢(C大阪)、DF大畑歩夢(浦和)を入れた。後半開始から攻勢を強める日本は、後半11分に決定機。松木が右サイドからクロスを上げ、PA中央の細谷が右足ダイレクトで合わせる。しかしクロスバーを直撃した。

 すると、日本は一瞬の隙を突かれる。後半12分、DFブライアン・レイノルズのクロスで自陣内に入れられると、MFエイダン・モリスにPA中央から決められ、1-3と点差を広げられた。

 日本は後半23分に2枚替え。松木と山田に代えて、MF近藤友喜(横浜FC)とMF新井悠太(東洋大)を投入する。三戸が左インサイドハーフに入り、新井が左ウイング、近藤が右ウイングに配置された。だがアメリカの勢いは止まらず、後半28分にFKから相手の攻撃を許し、4失点目を喫した。

 後半31分、日本は細谷を下げてMF田中聡(湘南)を投入。同36分には山本に代えてMF福井太智(バイエルン)を出場させた。

 その後も得点を決めることはできず、日本は1-4で大敗。2022年3月に発足した大岩剛監督体制では、23年3月のベルギー戦で2-3と3失点を食らっていたが、今回アメリカに最多となる4失点を浴びてしまった。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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