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U-22日本代表が初国内試合に向けて静岡で始動! 直前に細谷がA代表緊急招集、山本理仁「全員が刺激を受けた」

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U-22日本代表が静岡で合宿をスタートさせた

 2024年パリオリンピックを目指すU-22日本代表は13日、18日にIAIスタジアム日本平で行われるU-22アルゼンチン戦に向け、静岡県内での合宿をスタートさせた。招集26人のうち、明日以降に到着するDF内野貴史(デュッセルドルフ)とMF鈴木唯人(ブレンビー)を除く24人が合宿地に集ったが、練習開始直前にFW細谷真大が北中米ワールドカップアジア2次予選に臨むA代表に追加招集されたため離脱。練習終盤には細谷の代わりに招集されたFW植中朝日(横浜FM)が合流した。

 大岩剛監督体制が2022年3月にスタートして、今回が初の国内での遠征となった。移動中の内野と鈴木唯、そして離脱した細谷を除く23人で始動。前日のリーグ戦でフル稼働したDF鈴木海音(磐田)、DF大畑歩夢(浦和)、MF川崎颯太(京都)、そして負傷交代していたDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)が最初からランニングでリカバリーメニューをこなした。GK3人はGKメニューを、残り16人はストレッチからウォーミングアップ、ボールを使ったメニューに取り組んだ。

 練習から50分経過後、直近の試合で出場時間が多かった選手ら5人、DF山崎大地(広島)、MF松木玖生(FC東京)、MF松村優太(鹿島)、DF半田陸(G大阪)、FW小田裕太郎(ハーツ)もランニングメニューに移り、残る11人で鳥かごを行う。その後は2組に分かれて鳥かごを続行し、約1時間で練習は終了した。

 同時に植中がチームに合流し、大岩監督らスタッフに挨拶。最後のクールダウンのランニングでは植中も加わり、横浜FMでの元チームメイトMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)やJFAアカデミー時代の後輩MF三戸舜介(新潟)と話しながらグラウンドを回っていた。

 A代表に招集されていたFW古橋亨梧(セルティック)が12日の試合で負傷したことで不参加が決定。細谷の追加招集が13日に発表された。前日にはU-22日本代表チームに合流していたが、A代表の招集に応じ、即座に動いたようだ。MF山本理仁(シントトロイデン)は「きょうの朝まで一緒にごはんを食べていたが、昼になったらもういなかった。隣の部屋なのに挨拶もないくらい(笑)。真大行ったんじゃないかって噂になっていた」と話す。

 大岩監督が練習前に事情を説明したという。「われわれはスタンダードがA代表という形でやってきている。毎活動ごとに意識をさせながらやってきているので、(みんなも)いつ呼ばれてもいい準備ができているはずだよねと話をしました」と細谷の2度目となるA代表招集で選手たちに刺激を与えた。

 山本は実際に刺激を受けた一人だ。「たぶんここにいる全員が刺激を受けている。真大が行ったということは全員がそこに入れる、届く位置にいるということだと思う。刺激もあって、より全員の士気が高まった中で活動に入れた」と気合いを入れ直していた。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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