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「人生変わる」スペイン戦へ。FW名和田我空(神村学園高)は「疲れてない自分が一番走って勝つ」

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スペイン戦へ一際闘志を燃やすU-17日本代表FW名和田我空(神村学園高)

 20日にU-17ワールドカップのラウンド16でU-17スペイン代表と対戦するU-17日本代表。アジア予選でMVPを獲得しているFW名和田我空(神村学園高)は「ここまで本当に悔しい思いしかしていないので」と、闘志を燃やしている。

「初戦は本当に何も自分の特長を出せなかった。ここで結果を残さないと、もうこの大会で自分にチャンスが来ることはないと思っている」(名和田)

 U-17ポーランド代表との試合では思うようなプレーができぬままに途中交代。第2、第3戦では出番なく、「このまま終われない」という気持ちを漲らせてきた。

 前日夕方に試合会場のスラカルタへ移動するタフな日程になったが、「自分は(神村学園高で)こういう移動にも慣れている。すぐ試合でも大丈夫です」と語りつつ、「疲れていない自分が一番走ってチームを勝たせたい」と意気込む。

 相手のスペインについては「『一緒にやったら楽しそうだなあ』と思う選手ばかり」と技術の高さを認めつつ、「そういう選手たちを逆に日本のサッカーで圧倒したい。ショートカウンターが苦手なようなので、相手が後ろで回している状況でのプレスは狙っていく」と具体的なイメージも膨らませている。

 同じ宮崎県出身の同郷のFW高岡伶颯(日章学園高)がここまで結果を残していることについては「本当に刺激をもらっているし、負けたくない」としつつ、「このスペイン戦は人生変わるところだと思うので、自分でそれを切り開きたい」と力強く断言。20日から始まるノックアウトステージで、名和田我空の本領を見せることを誓った。

(取材・文 川端暁彦)


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川端暁彦
Text by 川端暁彦

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