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U-23日本代表のオーバーエイジ合流は来年6月モーリスリベロTが濃厚か…森保監督も前向き「可能な限り協力」

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パリ五輪世代にオーバーエイジが合流へ

 来夏のパリオリンピック出場を目指すU-23日本代表の大岩剛監督は、オーバーエイジ枠の使用について言及。具体的な時期として、来年6月の海外遠征で招集する可能性を挙げた。

 U-23日本代表は来年4月にカタールで行われるパリ五輪アジア最終予選も兼ねたU23アジアカップで上位3位以内に入れば、パリ五輪出場が確定。4位の場合でもギニアとのプレーオフを制すれば五輪行きが決まる。11月末にはU23アジア杯のグループリーグ組み合わせ抽選会が実施され、日本はグループBに決定。韓国、UAE、中国と同じ組になっている。

 激戦を制して五輪切符を掴むと、約2か月後には五輪本大会が待つ。過去大会と比較して準備期間は少なく、出場した場合のスケジューリングも視野に入れないといけない。大岩監督はチーム強化のひとつとしてオーバーエイジ枠の使用を示唆。過去には守備陣の強化をほのめかしており、A代表メンバーから招集する可能性も述べていた。

 18日には大岩監督が取材に対応。「まずは(五輪)出場権を得ることが大前提」としながら、出場が決まった場合、6月にモーリスレベロトーナメントに出場する可能性が高いことを明かした。

 そのうえでオーバーエイジ枠の選手をモーリスレベロトーナメントで招集する考えも語る。「そこしかない。国によってはシーズン中で、モーリスレベロに出ることになればIW(インターナショナルマッチウィーク)をはみ出す。それによって規制がかかる。そういうことも含めて出ることがいいのか話し合っている段階」と現状の進捗を語った。

 また、大岩監督の取材対応後にはA代表の森保一監督も取材に応えた。同じくオーバーエイジ枠使用について問われると、協力姿勢を見せる。「A代表が優先だが、日本代表ファミリーとして日本人指導者として可能な限り五輪に協力し、コミュニケーションを取りながら選手を選べれば」。まずは来年4月の最終予選突破が大前提。森保監督も「予選の状況次第」と言いつつ「いろんな状況次第だと思うが、できれば」と前向きであることを語った。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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