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「ちょっとやりづらい」黄色い声援に照れ笑いの伊東純也、元日もスタメン濃厚に

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日本代表MF伊東純也

 テスト色が強くなりそうな元日のタイ戦(国立)もスタメンが濃厚だ。合宿3日目のトレーニングで4-2-3-1のフォーメーション練習を行った日本代表は先発組と思われるグループの攻撃陣にFW細谷真大やMF伊藤涼太郎、MF奥抜侃志らフレッシュな顔触れが並ぶ中、右サイドハーフにはMF伊東純也(スタッド・ランス)が入った。

「新しいメンバーが多い中で、その選手たちが出ることが多くなると思うけど、いい競争が生まれて、新しい選手が今いる選手たちを脅かすようになればチームとしてもっと強くなると思う」。タイ戦をそう位置づける伊東は「新年一発目の試合。今年、勢いを持ってできるような試合にしたい」とアジア杯に弾みをつける試合にするつもりだ。

 この日の練習前に行われたミーティングでは、攻撃陣それぞれの選手の特徴をまとめた映像を見たという。「自分の映像もあったし、今回来ていない選手のもあった。こういうのは初めてだったけど、新しい選手が多いからかなと思う。(映像を)見ないよりイメージが付くし、どんな特徴があるのか、映像を見て新たに確認した」と伊東。限られた練習時間の中、早くお互いを理解するために用意された映像だったようだ。

 トップ下で先発する可能性が出てきた伊藤涼は今回がA代表初招集。「(伊藤)涼太郎の場合はパスが得意だと思うし、いい動き出しをして(パスを)もらえれば」と攻撃のイメージを膨らませた伊東はこの日の練習見学に招待されたクラウドファンディングの支援者からもひと際大きな歓声を浴びていた。

 黄色い声援に「ちょっとやりづらいです」と苦笑いしながらも、目の前の試合、そしてその先のアジア杯に集中している。代表定着から間もない19年1月にUAEで開催された前回のアジア杯は7試合中4試合に途中出場したが、先発は1試合にとどまった。

「(前回は)そんなに試合に出ていたイメージはない。今回はしっかり最初から活躍したい」。決勝まで勝ち上がれば最大で7試合。「いっぱい試合ができるのはうれしいこと。個人的に連戦に苦手なイメージはない。できるだけ多くの試合に出て、チームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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