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大卒1年目の「濃いシーズン」をA代表デビューで締めくくった三浦颯太「初めてのテンポで楽しかった」

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途中出場でA代表デビューを果たしたDF三浦颯太

[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]

 後半23分から左サイドバックで途中出場し、A代表デビューを果たした。追加招集で日本代表に初招集されたDF三浦颯太(甲府→川崎F)は20分余りのプレー時間で持ち味を発揮した。

 3-0の後半37分にはオーバーラップから左クロス。ゴール前の味方には合わなかったが、逆サイドに流れたボールを拾ったDF菅原由勢がMF堂安律とのワンツーからクロスを上げ、MF川村拓夢の代表初ゴールが生まれた。同42分にもカウンターから左サイドを駆け上がり、横パスを川村がミドルシュートで狙った。

 積極的な攻撃参加でチャンスに絡み、「アシストにはならなかったけど、何本かはできた」と手応えも口にした。「判断の速さ、プレースピードは見ているだけでは分からない」。実戦のピッチだからこそ感じられたこともある。「自分のレベルを一つ上げる経験になった。初めてのテンポで楽しかった」と目を輝かせた。

 日本体育大から甲府に入団したプロ1年目のシーズンは「濃いシーズンになった」。昨年2月11日の富士フイルムスーパーカップに始まり、J2、ACLを戦い抜いた。そしてA代表初招集。元日のA代表デビューで「充実した1年」を終え、来季からは川崎Fで新たな戦いをスタートさせる。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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