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長袖の練習着で暑熱対策…気候や試合球など細部にこだわる上田綺世「ゲームメイクも暑さを視野に入れないと」

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長袖の練習着でトレーニングする日本代表FW上田綺世

 半袖のトレーニングシャツや半袖の練習着にインナーだけ長袖を重ねるなど、選手によって服装もさまざまな中、日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)はカタール入り後、長袖の練習着で一貫している。

 真夏は40度を超えるような灼熱の暑さとなるカタールだが、1月は一年の中で最も過ごしやすい気候とされる。とはいえ、日中の最高気温は25度を超える日もあり、午前11時開始の練習時間は強い日差しがピッチを照り付けている。

 カタールの「気候」を敵の一つと位置付ける上田はグループリーグの全3試合が現地時間午後2時半(日本時間午後8時半)キックオフということもあり、「暑いと思うし、今日のように風がないと特に暑い」と警戒。暑熱対策として長袖で練習しているのかと聞かれると、「その一環でもある」と認めた。

「コンディション作りもゲームメイクの部分も、チームとして暑さも視野に入れないといけない」と、試合運びの面でも暑さを頭に入れる必要があると説く上田は、KELME(ケルメ)製の大会公式試合球についても「(ボールの)伸びが違うし、蹴っている感覚も多少違うけど、慣れてはきた」と指摘。気候もボールも、すべての面で細部にこだわり、最高のパフォーマンスを発揮するための準備を進めている。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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