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アジア杯で解説務める内田篤人氏が練習場に…町田浩樹「変なクロスは上げられない」

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日本代表DF町田浩樹

 A代表デビューとなった昨年9月12日のトルコ戦以降、着実に経験と実績を積み、アジアカップの登録メンバー26人に食い込んだ。日本代表DF町田浩樹(サンジロワーズ)は「オリンピック以来の大きい大会で、ワクワクしている。こういう大会は団結力というか、出る選手も出ない選手も一つにまとまって戦うことが大事」と気持ちを高ぶらせた。

 トルコ戦以降、国際Aマッチは6試合連続出場中。4度目の先発となった元日のタイ戦では、代表経験の少ない選手たちとの急造DFラインを牽引し、5-0の完封勝利に貢献した。

 DF冨安健洋やDF板倉滉といった負傷明けの選手も多いセンターバックでの起用はもちろん、この日の攻撃練習では左サイドからクロスを上げる役割を担うなど、左サイドバックでの起用もあり得る。左サイドバックもDF中山雄太が別メニュー調整中で、DF伊藤洋輝も負傷明けでタイ戦を欠場しており、ユーティリティーな町田の存在はチームにとっても大きい。

「センターバックでもサイドバックでも、どちらでもできる準備はしている」と話す町田は「7試合あればどこかでサイドバックをやるのかなという気持ちでいる。守備的な選手だけど、どんどん前を追い越していけというのは名波さんも言っているし、そこはトライしていきたい」と意欲的に話した。

 年末の国内合宿では、鹿島時代にチームメイトだった内田篤人氏がロールモデルコーチとして帯同していたが、今度はアジア杯を中継するテレビ朝日の解説者として練習場に姿を見せていた。テレビ朝日は19日のグループリーグ第2節・イラク戦のほか、準々決勝、準決勝、決勝を中継予定。国内合宿のときに「鹿島で僕がサイドバックをやっていたときに(内田)篤人さんがいたので、そのときはクロスのダメ出しをよくもらっていた」と話していた町田は改めて「変なクロスは上げられない」と苦笑いを浮かべていた。

練習後に名波浩コーチと言葉をかわす内田篤人

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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