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先制点の重要性を語る遠藤航「W杯以降、前半でリードした試合は負けていない」

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公式会見に出席した日本代表MF遠藤航

 日本代表のチームキャプテンを務めるMF遠藤航(リバプール)がアジア杯グループリーグ第1戦のベトナム戦を控え、森保一監督とともに公式会見に出席した。「とにかくチームとしての目標は優勝」。13年ぶりの王座奪還に向けて強い思いを言葉にした。

 決勝戦を含めてトータル7試合で勝利を重ねていくためのカギとしては「先制点」を挙げた。「間違いなく先制点は大事になってくるし、失点しないということは僕らにとってかなり重要。カタールW杯が終わってからの1年間は、前半でリードした試合は負けていない」とデータを引用。そのうえで「主体的に自分たちがアクションを起こしながらゲームを進めていく中で、前半をリードして折り返すとかなりアドバンテージがある」と続けた。

 昨年6月15日のエルサルバドル戦(○6-0)以降、国際Aマッチ9連勝中の森保ジャパンだが、元日のタイ戦(○5-0)が前半を0-0で終えたのを除けば、すべて前半でリードを奪っている。逆に昨年3月24日のウルグアイ戦(△1-1)は前半を0-1、同3月28日のコロンビア戦(●1-3)は前半を1-1で折り返していた。

「現代サッカーではどのチームも先制点の重要性を考えながらやっていると思うけど、ワールドカップ優勝を目指したり、主体的にサッカーを進めたりする意味でも先制点は重要であり、先に失点しないことの重要性は、勝つ確率を上げるうえで大事だと思っている」

 会見では所属するリバプールのユルゲン・クロップ監督から「早く帰ってきてほしい」と言われたことについての質問が中東メディアから出た。遠藤は「監督が冗談で僕に言ったのですが、そうやって求められているのは非常に嬉しく思う」と言いつつ、「ただ、代表でプレーすることも自分にとっては重要。キャプテンとして優勝するためにここにいるので、今は優勝トロフィーをクラブに持って帰ることを意識してやっていきたい」と強調した。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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