beacon

「あのシュートの印象が残っている」中村敬斗、ベトナム戦と同じ会場のインドネシア戦に自信

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF中村敬斗

 アジアカップのグループリーグ初戦・ベトナム戦(○4-2)で決勝点となるミドルシュートを決めた日本代表MF中村敬斗(スタッド・ランス)が、引き分け以上でグループリーグ突破が決まる24日のインドネシア戦での活躍を誓った。

 4-2-3-1の左サイドハーフで先発したベトナム戦では前半アディショナルタイムにMF南野拓実からパスを受け、左45度付近の“敬斗ゾーン”から右足でファーサイドに突き刺す豪快な一撃を相手に見舞った。インドネシア戦はベトナム戦と同じアルトゥママ・スタジアムが会場。「あのシュートを決めたときの印象が残っている。タイミングが合えば狙っていきたい」と大いに意気込んだ。

 中村によると、「練習場のピッチは乾いていて、足になかなか掛からないが、(ベトナム戦の)試合会場は水がたくさん撒かれていて濡れていた。インドネシア戦はどうなるか分からないけど、ベトナム戦は芝生が濡れていて、ボールが走る感じがあってやりやすかった。芝の長さはちょうど良く、フランスとあまり変わらなかった」という。初戦のシュートの感覚が残っているのがプラス材料になるのは間違いない。

 インドネシアはベトナムと同様に5バックで日本に挑むことが予想され、「相手は中から固めてくると思う。裏へ抜けることを意識しながら、あまり足元ばかりにならないよう、ゴール前が自分の武器でもあるので、そこでクオリティーを出せれば」とイメージを膨らませる。

 ベトナム戦の得点を含め、現在、A代表デビューから6戦6発とゴールを量産中。記録について聞かれると「いやじゃないですよ」と言い、「4戦くらいから言われ始めて、5戦、6戦。でも、あまり気にしていないです。もちろん入るに越したことはないですけど、チームが決勝トーナメントに進出するために、次の試合に勝てれば一番いい」とキッパリ。チームの勝利に貢献することを誓った。

(取材・文 矢内由美子)


●AFCアジアカップ2023特集
矢内由美子
Text by 矢内由美子

TOP