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左サイドの両雄そろう…三笘の完全合流を歓迎する中村敬斗「チームにとって絶対的なもの。ものすごくプラス」

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日本代表MF中村敬斗

 左サイドで双璧をなす2人がついにそろった。31日のアジア杯決勝トーナメント1回戦・バーレーン戦で日本代表MF三笘薫(ブライトン)のベンチ入りが濃厚となる中、同じ左サイドハーフを本職とするMF中村敬斗(スタッド・ランス)は「三笘選手が戻ってくるのはチームにとって絶対的なもの。ものすごくプラスになる」と歓迎した。

 三笘不在のグループリーグでは中村が14日のベトナム戦(○4-2)、24日のインドネシア戦(○3-1)に先発。19日のイラク戦(●1-2)はMF南野拓実が左サイドで先発した。ベトナム戦では豪快なミドルシュートで決勝点を決めた中村だが、「インドネシア戦はベトナム戦より左サイドが活性化して、僕自身ボールに触る回数が増えた」と、周囲との連係面はインドネシア戦でより高まったと感じている。

 左インサイドハーフで先発したMF旗手怜央とのコンビネーションについても「(旗手が)左サイド側でプレーしていて、シンプルにサイドに付けてくれるし、間で受けたら裏に抜けてくれたり、やっていたことはシンプルだけど、いい質でできていたと思う」と手応えがあった。

「三笘選手みたいに自分でえぐっていけるような力があればいいけど、絶対的にそういう自信があるわけではない。深い位置に入れるようなプレーをして、僕の特徴はゴール前でのシュートやアイデア。そこに持っていけるようにしたい」。三笘とは異なる特徴で自身の存在感を示してきた中村は「次の試合に出たら、しっかりコミュニケーションを取って、インドネシア戦以上のパフォーマンスを出したい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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