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“同い年の盟友”三笘薫の合流を歓迎する旗手怜央「一緒に試合に出たい。そのためには自分も」

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MF三笘薫(左)とMF旗手怜央

 24日のインドネシア戦(○3-1)に4-1-4-1のインサイドハーフとして先発し、MF久保建英ら周囲と抜群の連係を見せた日本代表MF旗手怜央(セルティック)がオフ明けとあった29日、スッキリと髪を切って登場した。

 インドネシア戦について「前の選手によりゴールに近い位置でプレーしてほしいというのと、よりゴールに向かうプレーをしてほしかった。そのために自分が周りとの動きを合わせつつ、自分の特長もしっかり出すということを考えてプレーしたので、70分くらいですが頭を使った印象でした)と振り返った。

 31日の決勝トーナメント1回戦で対戦するバーレーンについては「攻撃の部分では前線に強い選手がいて、両ウイングにも力を持っている選手がいる。そこを起点に攻撃してくる印象。守備ではブロックをつくって球際に激しく来るチーム。個人的にはセカンドボールがカギを握るのかなと思う」と印象を語った。

 チームとしての戦い方はミーティングを通して決まるが、個人としては「引かれた相手には、ボールを持っているからこそ運動量を多くするのが大事なポイントだと思う」と、攻略法もしっかりイメージできている。

 報道陣に公開された冒頭部分の練習では、バーレーン戦での復帰が期待されるMF三笘薫(ブライトン)と2人組でロングキックを蹴り合う場面があった。同じ1997年生まれの三笘とは大学時代からユニバーシアード競技大会、アジア大会などの公式大会で日の丸を付けてともに戦い、前回大会直前の18年12月末に行われた国内合宿には日本代表のトレーニングパートナーとしてともに参加。2020年に同期入団となった川崎Fでも1年半ともにプレーし、タイトル獲得に貢献した。

 昨年12月下旬のプレミアリーグで左足首を負傷した三笘は今大会まだ出番がないが、インドネシア戦後にはトレーニングに完全合流を果たした。旗手は「左サイドうんぬんじゃなく、(三笘)薫が戻ってくると僕はうれしい。一緒に試合に出たい、練習したいという思いがある。そのためには自分も試合に出たい」と熱い思いを口にする。

 三笘が21年8月に、旗手が2022年1月に川崎Fを離れてからは「いろいろな違うサッカーをやってきているので考え方も変わっている」(旗手)が、「その考え方も聞きつつ、意思疎通してやっていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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