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3度目の代表招集! GK藤田和輝は“背番号1”も「まずは練習から」U-23代表での猛アピール誓う

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GK藤田和輝

 パリオリンピックを目指す戦いのなか、そのポジション争いもし烈さを増している。GK藤田和輝(千葉)は今回が3度目のU-23日本代表入り。「GKとしてはゼロで抑える。少しでもチームの勝利に貢献できるようにやっていけたら」と意気込んだ。

 昨年9月のアジア競技大会、同年11月のU-22アルゼンチン戦から3度目の招集となった今回、藤田が着けた番号は1番だ。これまで正守護神として1番を着けていたGK鈴木彩艶がA代表に定着していることもあるが、その番号は期待の表れ。藤田は「1番を渡されたのは嬉しいけど、そこまで番号は気にせずに。まずは選ばれたことがよかった」と謙虚に喜びを語った。

 Jリーグでは昨季に栃木SCの守護神として活躍後、レンタル元のアルビレックス新潟から今季はジェフユナイテッド千葉へ。すでにJ2リーグ開幕4試合でゴールを守った。出場機会を得たことがひとつ今回の招集理由にもなるが、藤田は現状に満足しない。直前の試合では4失点を喫して負けており、「僕のパフォーマンスもあまりよくなかった」と正直な思いも吐き出した。

「この代表の舞台で試合に出られるかという部分ではわからない」。背番号1は冷静に自身の立ち位置を見つめ、代表活動に勤しむ。「出られるようにまずは練習からアピールすることは大事。出れなかったとしてもチームのために何ができるか」。大一番は来月のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジアカップだ。「そこに入るためには最低限のパフォーマンスや自分の立ち振る舞いはやっていかないといけない」と奢らずに先を見据えていた。

(取材・文 石川祐介)

●AFC U23アジアカップ2024(パリ五輪アジア最終予選)特集ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

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