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復活待たれるパリ世代屈指のストライカー…決定機逸の細谷真大「早く結果を残していい状態で決勝Tへ」

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悔しさをにじませるFW細谷真大

[4.19 AFC U23アジア杯GL第2節 日本 2-0 UAE ドーハ]

 決定機は何度もあったが、らしくないシュートミスでチャンスを逃した。U-23日本代表FW細谷真大(柏)は「早く結果を残して、いい状態で決勝トーナメントに入りたい」と力を込めた。

 途中出場という短い時間ながらチャンスは作った。ベンチスタートの細谷は後半29分からピッチへ。同40分には左サイドからクロスが上がると、ファーサイドにはノーマークの細谷。しかしボレーシュートはミートせず、ゴール枠外に飛んでいった。その2分後にもPA左からの折り返しに反応。スライディングで足を伸ばしたが、かすったボールはまたしても枠外に流れていった。

 2本目のチャンスを逸した後、細谷はなかなか立ち上がることができず。悔しさで顔をゆがめながら、ゆっくりと顔を上げていた。

 連勝したU-23日本代表はグループリーグ突破を決めた。だが、試合後の細谷に笑顔は少ない。「決めるチャンスはあった。国を背負っている以上は、しっかり決めなくてはいけなかった」と肩を落とした。

 決勝トーナメント進出を決めた日本は、グループの順位を決めるべく、22日の韓国戦へ。引き分けた場合にPK戦で勝敗を決めることについて、細谷は「情報は入っていた」と把握済みだ。「そうならないために」と次戦に気持ちを向ける。「まずはしっかり勝ち点3を取って首位通過を決めたい」と勝利を誓った。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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