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[五輪最終予選]シリア戦で欧州組招集も、関塚監督「打診はしている」

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 日本サッカー協会は23日、五輪アジア最終予選・シリア戦(2月5日、ヨルダン)に向けたU-23日本代表メンバー21人を発表した。関塚隆監督は会見で欧州組を追加招集する可能性も示唆。「海外組に打診はしている。名前は出せないが、全員ではない。数人? そう考えてもらっていい」と、クラブ側に招集を打診していることを明かした。

 昨年12月に国内で行った代表候補合宿ではMF高木善朗(ユトレヒト)、FW指宿洋史(セビージャ・アトレチコ)、FW大津祐樹(ボルシアMG)、FW宇佐美貴史(バイエルン)の欧州組4選手を招集。U-23世代ではFW宮市亮(アーセナル)もいる。

 チームは25日にカタールへ出発し、28日にU-23カタール代表、31日にU-23イラク代表と練習試合を行う。関塚監督はそこから欧州組が合流することを希望しているが、「そこのところの調整をしていただいている状況で、今日の時点では何も発表できない」と、協会とクラブの交渉の行方を見守っている状況のようだ。

 すでに欧州の各国リーグは再開し、指宿は21日のベティス戦でセビージャのトップチームでリーガデビューを果たしたばかりだが、高木は22日のPSV戦にベンチ入りしたものの4試合ぶりに出番がなく、宇佐美、大津、宮市はいずれも週末の試合はベンチ外だった。U-23代表に選手招集の拘束力はないが、チームでの状況を考えれば、クラブ側が応じる可能性もある。

 関塚監督自ら「天王山」と位置付けたシリア戦。海外組も含めたベストメンバーで大一番に臨み、ロンドン五輪出場へ王手をかけるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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