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[五輪最終予選]U-23代表関塚監督、シリア戦メンバー発表会見要旨

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 日本サッカー協会は23日、五輪アジア最終予選・シリア戦(2月5日、ヨルダン)に向けたU-23日本代表メンバー21人を発表した。以下、U-23日本代表・関塚隆監督会見要旨

「いよいよ2012年、オリンピックイヤーがスタートしました。我々も1月14日から昨日までしっかりとグアムでトレーニングしてきました。昨日の紅白戦、(負傷した)薗田を含めてできれば本当に有意義なキャンプを送ることができたと思っています。オフ中も選手たちが意欲的に身体を動かしていたな、というのがキャンプを終えての印象です。今年はオリンピックに向けて世界に挑むんだ、と言う意気込みを非常に感じ、我々のチームとしてもそれを目標に今シーズンスタートした。きょう、その中から2月5日のシリア戦のメンバーを発表した訳ですけれども、ここに漏れたメンバーも非常にいい8日間を送っていた。U-23を代表して、天王山となる、王手をかけられるアウェーのシリア戦、何としても結果を出せるように、勝ち点3を奪うように、このメンバーでしっかりとした試合をしたい。25日からカタールの方でキャンプをしながら、2試合トレーニングマッチをして、しっかりと仕上げて、対シリアに照準を合わせて戦う。日本らしい我々らしいサッカーで結果を残していきたいと思う」

―グアムの26人から21人に絞り込んだ選考で一番重視した点は?
「2月5日、対シリア一発の試合に照準を合わせたので我々の戦いのベースを踏まえながら、相手国を考えたメンバー選考と考えてもっらっていい。(まだメンバーには含まれていないが)海外組の打診はしています。それは追加招集の可能性もあります。それを含めて2月5日の戦いで我々が対シリアに対してベストだというメンバーを発表しました」

―海外組は、どの選手に打診を
「名前は今、出せません。(人数は)全員ではありません。(数人と)考えてもらっていいと思います。合流の日程もありますので、(最終的に)何人と絞らなければならないかなと思います。トレーニングマッチも2試合ありますから」

―清武選手は、グアム合宿を踏まえてチームにどのような力を注入できるか
「昨日の紅白戦、後半のところにも何とか間に合って合流した。彼のところでボールが非常に集まりますし、攻撃守備のところのリズムというものが生まれるな、というところは期待している」

―海外組合流のタイミングについて、練習試合に間に合うように呼びたいのか
「その辺の調整がありますから、呼べるかということがまだ調整中なので、きょうの時点ではまだ発表できない。この金、土、日のところでまたヨーロッパの方は再開しているので、そこのところを今調整してもらっているというところです。(クラブに対して)こちらの希望は話しましたし、ここまでだったら来てもらいたいというところも、その辺の調整を今してもらっている。まだOKをもらっている訳ではないので、どうなるかはまだきょうの段階では発表できない」

―相手を考えたメンバー選考の、相手を考えたと言うところは何か
「国立の、この間の3戦目(昨年11月)を見てもらっても分かるとおり、(シリアには)攻撃陣、サイドアタッカーにもスピードのある選手がいたので、その辺を対応しながらも、しかも我々がリズムをしっかり取れる選手ということで選考しました。基本的には相手のこともありますけれども、我々のサッカーを進めていくということが第一前提。高さ、強さも考慮した中で、しかも今ゲームから少し離れた状態にある訳ですから、その辺は考慮して選考しました」

―28日と31日のカタールとイラクとの練習試合を組んだ意図は
「同じ条件というか2月5日(の五輪予選)を踏まえた対戦が出来ればいいなと思い、それがひとつ条件ですね。それと地元とやれる。その辺のマッチメイクはボクが組んだ訳ではないんですが、打診をしたいくつかの候補の中から決まった。イラクはシリアが体格的に中東と言ってもヨーロッパに近い体格だ、ということもあってマッチメイクが成立した」

―グアムの合宿で山村クンが久々に練習に加わったと思うが手ごたえは
「試合は3か月離れていたけれど、彼の体力的なところはだいぶ改善というか試合での体力というのは問題ないなと。それに関する判断力というか、その辺のプレーというのはやればやるほど上がってきていると思いますし、これからトレーニングマッチを含めて2週間ありますから、そこでしっかりとやっていけば戻ってくる。いい形と言うか、順調に回復しているんじゃないかと感じています。あとは実際、試合をやった中での判断になるかなと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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