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[五輪最終予選]「事情は説明してある」、大津ら欧州組の招集に動く

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 日本サッカー協会は13日、五輪アジア最終予選・マレーシア戦(22日、マレーシア)に向けたU-23日本代表メンバーを発表した。MF清武弘嗣(C大阪)、FW山崎亮平(磐田)、MF山田直輝(浦和)の3選手が負傷で招集を見送られたこともあり、発表されたメンバーは20人。原博実技術委員長は海外組の招集について「何人かに打診しているが、まだ返事は来ていない。連絡を取り合っている段階」と話したうえで「国内組から招集する可能性もある」と、国内組、海外組問わず、追加招集の可能性を示唆した。

 海外組の招集について「リーグ戦をやらないで来てくれというのは難しい。終わったら出してくれないかというお願いをしている」と説明した原委員長。具体的な選手名は明かさなかったが、「ドイツ(のリーグ戦が行われる日)は土曜日が多い。月曜日(20日)に来れないと呼べないが、今週の日程ならクラブの了承が得られれば、月曜には入れる」と指摘しており、昨年11月のバーレーン戦(2-0)、シリア戦(2-1)で2戦連続ゴールを決めたMF大津祐樹(ボルシアMG)の招集に動いているのは間違いなさそうだ(ボルシアMGは18日の土曜日に敵地でカイザースラウテルンと対戦する)。

 5日のシリア戦(1-2)でも同じように海外組に招集を打診したが、クラブ側の協力を得られなかった関塚ジャパン。最終予選初黒星でC組2位に転落し、自力での1位通過の可能性がなくなる中、「今回の事情は説明してある」(原委員長)という“頼みの綱”を今度こそ手繰り寄せられるか。

(取材・文 西山紘平)

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