[3.14 練習試合 U-19日本代表候補1-1千葉 ユナイテッドパーク]

　U-19日本代表候補は14日、流通経済大とジェフユナイテッド千葉と練習試合を行った。名古屋グランパスのMF田鍋陵太は前日13日午後の練習で右足付け根を痛めた影響で2試合ともに欠場した。

　本人は「全然できると思ったし、やるつもりだった」というが、練習前にテーピングを巻こうとしている姿を見た吉田靖監督から「少しでも違和感があるならやめておけ」と言われ、軽傷だったものの泣く泣く欠場することになった。千葉戦をスタンドから観戦。「自分は右サイドで出るはずだったのに……」と悔しさをのぞかせながらチームメイトの戦いぶりを見守った。

　今回の千葉合宿では抜群の身体能力を活かし、存在感をみせていただけあって、田鍋自身にとっても悔しい結果。なかでも、この日行われた練習試合の相手が昨シーズンに特別指定選手として登録されていた千葉だったこともあり、「合宿に来るまで千葉とやると知らなかった。絶対に千葉との試合に出たいと思っていて、この千葉のメンバーと試合がしたかった」と唇を噛んだ。

　代表候補合宿では無念の最終日を迎えたが、今後は「もう完全に慣れてきました」と笑顔で話す新天地・名古屋でプロデビューをめざす。

(取材・文　片岡涼)