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1ゴールの柏木「何となく理解してきている」

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 1本目のボランチでプレーしたMF柏木陽介(浦和)が前半31分、DF徳永悠平(F東京)のクロスから左足でゴールを決め、存在感をアピールした。

「ゴールはそんなうれしくないけど」と言い、「難しかった。疲れた」とも言うが、3-4-3システムに関しては「何となく理解できていると思う」と手応えを口にした。

「理解」というのは、修正が必要な部分や共通認識を深めるべきポイントが明確になってきたということだろう。

「縦パスを入れるタイミングが難しかったので、憲剛さんと俺でそれをさぐりながら横パスをしたりしていた。どのタイミングでバイタルを使うのかがまだ分からないけど、やっていけば良くなるかな。ボランチの一枚が攻撃参加しないときついなとも思った」

 メンバーが入れ替わり、外から見ていた後半に気づいたこともある。

「(原口)元気が早い段階で中に入っていくことによって駒さん(駒野友一)が空いたりもしていたから、それはそれでいいのかなと思ってみていたけど、監督的には(求めていることは)違うみたいだった。監督はゴールに体を向けた状態、ボールとゴールが見える状態でボールをもらえとよく言う。それをするためには、早く中へ入りすぎるのがいけない、ということだと思う」

 2月のアイスランド戦では「4-2-3-1のトップ下でのプレーがだんだんとできるようになった」と話しており、3-4-3でも徐々にコツをつかみつつある。「この後もいい準備をしていきたい」と、意欲を燃やした。

(取材・文 矢内由美子)

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