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またまた首位交代!!甲府が天王山制してクラブ史上初の首位に浮上

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[7.29 J2第26節 甲府3-1東京V 中銀スタ]

 クラブ史上初の首位浮上!! 2位のヴァンフォーレ甲府はホームに首位・東京ヴェルディを迎えた。1万2105人の観衆を集めたJ2首位攻防戦は、お互い退場者を出す激しい試合となったが3-1で甲府が制して、クラブ史上初の首位に浮上した。東京Vはまたしても首位チームが入れ替わるというジンクスを破ることは出来なかった。

 先制劇はあっという間にやってきた。ホームの大声援に押される甲府は開始1分、ロングスローがゴール前のFWダヴィに渡る。ダヴィはワンタッチで叩くと、走りこんだFW永里源気が豪快に蹴りこみ、幸先よく先制に成功した。

 さらに東京Vに不運が続く。前半26分にDF深津康太がダヴィを後ろから倒してしまい、この日2枚目のイエローカードを受けてしまう。残り時間を10人で戦うことを余儀なくされるなど、前半をなんとシュート0本で終えてしまう。

 だが甲府も前半ロスタイムに退場者を出してしまう。MF保坂一成がこの日2枚目のイエローカードを貰ってしまい退場。後半は数的同数で戦うこととなった。

 すると前半眠っていた東京V攻撃陣が一気に攻めたてる。後半5分にDF刀根亮輔がチームファーストシュートを放つと、迎えた後半7分にはFW阿部拓馬が右サイドを強引に突破し、PA内に侵入すると中にグラウンダーで折り返す。これをファーサイドでフリーのDF高橋祥平が難なく決めて、同点に追いついてみせた。

 しかし甲府もあきらめない。後半22分に新加入のMFフェルナンジーニョを投入すると、攻撃陣が息を吹き返す。すると同26分、フェルナンジーニョの右クロスをファーサイドから走りこんだMF柏好文が頭で合わせて再び勝ち越しに成功。同43分にはMF石原克哉が豪快にミドルシュートを突き刺して試合を決めた。

 決勝点となるヘディングシュートを決めた柏は、試合後のインタビューで「歴史の1ページを刻んだというのは大きい。(これからも)サポーターの皆さんと新しい歴史を作っていきたい。優勝できるよう頑張りたい」。昨日25歳の誕生日を迎えたヒーローは声高に優勝を誓った。

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