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G大阪が今季最多の5発勝利、闘莉王欠いた名古屋は永井も不発で公式戦3連敗

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[8.18 J1第22節 名古屋0-5G大阪 豊田ス]

 17位ガンバ大阪は敵地で7位名古屋グランパスと対戦し、5-0で完勝した。1-0で迎えた前半42分に相手選手が退場。数的有利に立つと日本代表MF遠藤保仁やDF今野泰幸の移籍後初ゴールなど今季最多5点を奪っての快勝を果たした。なお、無失点での試合は6月23日の札幌戦(4-0)以来、公式戦10戦ぶりのこととなった。

 G大阪はベネズエラ戦から中2日ながら日本代表MF遠藤保仁が先発出場。一方の名古屋は、最近の試合では1トップを務めていたFW田中マルクス闘莉王が累積警告による出場停止。しかしながら、ロンドン五輪を終えてチームに合流したFW永井謙佑が先発した。

 前半38分から試合は大きく動く。遠藤の左CKから、こぼれ球をFWレアンドロが左足で決めて、G大阪が先制。相手のクリアボールを拾うと胸トラップから冷静に決めた。さらに同42分にはPA内へ抜け出したFW佐藤晃大がDF増川隆洋に倒される。増川はこのプレーで一発退場。1点リードのG大阪が数的有利に立った。ここで獲得したPKは遠藤が冷静にゴール右隅へ決め、2-0と差を広げた。そのまま前半を折り返す。

 後半に入り、流れを変えたい名古屋は後半16分にFW小川佳純に代わって、FW玉田圭司を投入。しかし流れを変えることはできない。同23分にはG大阪が3点目。遠藤の右クロスからファーサイドの今野が頭で叩き込んだ。今野の今季初ゴール、G大阪へ移籍後初の得点で3-0に突き離した。

 G大阪の勢いは止まらず。3点目から2分後の後半25分にはダメ押しの4点目。サイドチェンジから右サイドへ抜け出たMF二川孝広が中央へ折り返すと、最後は佐藤が冷静に流し込んだ。同26分には二川とレアンドロに代えて、FWパウリーニョとMF武井択也が出場。同36分には遠藤に代えて、MF大森晃太郎をピッチへ送った。

 後半38分にはG大阪が5点目。左サイドからドリブルで仕掛けたDF藤春廣輝がゴールライン際からクロスを入れる。最後はゴール前へ詰めていた途中出場のパウリーニョがダイレクトで流し込んだ。5-0で試合は終了。U-23日本代表FW永井を無得点に抑え、名古屋を一蹴すると勝ち点3を手に入れた。

 一方の名古屋はこの日の試合を20周年記念試合として、記念ユニフォームを着用。チケット割引なども行い、多くの動員を呼びかけていた。その甲斐もあり、3万354人の観客が豊田スタジアムに集まったが、悔しすぎる敗戦となってしまった。

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