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愛のゲキ?絶好機逃した藤本にピクシー「次やったら殺すぞ」

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[8.25 J1第23節 川崎F0-1名古屋 等々力]

 ピクシー流のゲキだったのか。名古屋グランパスは1-0で迎えた後半48分、カウンターからFW永井謙佑が左サイドを抜け出すと、MF藤本淳吾が逆サイドをフリーで駆け上がった。永井からスペースへ絶妙なラストパスが通る。あとはトラップしてGKとの1対1からゴールに流し込むだけだったが、ここで藤本がまさかのトラップミス。絶好の追加点のチャンスを逃してしまった。

 直後に川崎Fは左クロスからDF田中裕介が頭で折り返し、FWレナトが頭で合わせる決定機をつくった。下に叩き付けたヘディングシュートはクロスバーを直撃。名古屋からすれば運も味方し、何とか1-0で逃げ切ったが、このシーンでだれよりも肝を冷やしたのは藤本だったかもしれない。

 試合後の記者会見でストイコビッチ監督は「ロッカールームでは『次やったら殺すぞ』という話をした」と冗談交じりに語った。「決めていれば結果はクリアになっていた。ただ、彼自身も疲れていた。言い訳は通用しないが、次はしっかり入れてほしいと話した」とかばいながらも、厳しい言葉でゲキを飛ばしたようだ。

(取材・文 西山紘平)

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