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玉田3か月半ぶりの復活ゴール!!名古屋が柏破り6位浮上

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[9.1 J1第24節 名古屋1-0柏 瑞穂陸]

 J1第24節が1日に行われ、8位・名古屋グランパス対5位・柏レイソル戦はFW玉田圭司の決勝ゴールによって名古屋が1-0で勝利。2連勝の名古屋は6位へ浮上した。

 昨年のリーグ1位2位対決は玉田の復活ゴールによって名古屋が制した。右内側側副靭帯損傷などが回復したエースFWケネディが6試合ぶりにベンチ入りした名古屋に対し、柏はMFジョルジ・ワグネルとDF近藤直也が出場停止。その中で決勝ゴールを決めたのは左足首手術から復帰3試合目の玉田だった。

 名古屋は前半38分、FW永井謙佑の右アーリークロスにFW金崎夢生が決定的な形で飛び込み、41分には左クロスのこぼれ球をMF田口泰士が強烈な左足ミドル。柏GK菅野孝憲が弾いたこぼれ球を金崎が押し込もうとするが、再び菅野の好守に阻まれた。

 MFダニウソンが果敢な仕掛けを見せ、DF田中マルクス闘莉王が再三攻撃参加していたものの、中盤でのサポートが少なくなかなか分厚い攻撃をすることができなかった名古屋。後半22分から投入されたケネディも投入直後にヘディングシュートを放つなどゴールに迫ったが、1点が遠かった。それでも後半開始から投入されていた玉田が大仕事をしてのける。
  
 34分、名古屋は自陣左サイドで田口がインターセプト。縦パスを受けたケネディが相手CBと左SBの間へスルーパスを入れると、走りこんだ玉田がコントロールから右足シュートをゴール左隅へ決めた。5月12日の神戸戦以来3か月半ぶりとなるゴールを決めた玉田は、試合後のヒーローインタビューで「スペースへ入り込んだらいいボールが来ました。ゴールの味を忘れていたので思い出せて良かったです」。これで6位浮上。首位との勝ち点差は7と依然大きいが「ボクらは1試合も負けられない状況。ボク自身コンディションを上げていきたい」と意気込んでいた。

 8月を3分1敗の未勝利で終えた柏はこの日も白星を挙げることができず。MFレアンドロ・ドミンゲスの左FKからSB橋本和がヘディングシュートを放ったほか、レアンドロ・ドミンゲスの直接FKなどで名古屋ゴールを狙った。後半22分からFWネット・バイアーノが放った2本のシュートやMF栗澤僚一の強烈な右足シュートなどで最後までゴールを狙ったものの、GK楢崎正剛の壁を破ることができず敗戦。3試合連続の無得点で8位へ後退した。

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