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菊地Vヘッド!17位・大宮が鳥栖から勝ち点3奪取!!

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[9.15 J1第25節 大宮1-0鳥栖 熊谷陸]

 J1は15日、第25節を行い、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉)で開催された17位の大宮アルディージャ対5位・サガン鳥栖戦は、CB菊地光将の決勝ヘッドによって大宮が1-0で勝利した。

 J1残留争いを強いられている大宮が、3試合ぶりとなる勝ち点3を獲得した。大宮は0-0の後半20分、3分前に投入されたばかりのMF渡邉大剛が右サイドから左足でクロスを入れる。直前のセットプレーから前線に残っていた菊地が頭で合わせると、ボールはゴール左隅へ吸い込まれる先制ゴールとなった。ここまで大宮は、193cmDFキム・クナン、186cmDF呂成海ら鳥栖の大型DF陣に苦戦してきたが、J屈指の“エアバトラー”である菊地のヘッドが均衡を破った。

 大宮はこの試合、前半38分にGK北野貴之がPAへ走りこんできた鳥栖MF金民友と激しく交錯。負傷退場してGK江角浩司と交代していた。だが緊急出場となった江角やDF陣が奮闘。ロングボールやMF藤田直之のロングスローを多用する鳥栖はFW豊田陽平やMF池田圭らが競り合いの強さを活かしてゴールへ迫るが、菊地やDF河本裕之らが高さで対抗した大宮は得点を与えなかった。

 攻撃面では前半27分にPA内からMFカルリーニョスが放った左足シュートはDFキム・クナンに頭でクリアされ、ロンドン五輪日本代表MF東慶悟の右足ミドルがわずかにゴールから外れるなど、J1最少失点の鳥栖DF陣から1点を奪うことができなかった。だが菊地の一撃でリードを奪うと、後半29分には右サイドのカルリーニョスのラストパスからFWノヴァコヴィッチの右足ボレーがゴールを襲い、渡邉の個人技から再び豪快なヘディングシュートを放った菊地の一撃が右ポストを叩くなど、最後まで引くことなく押し切った。

 後半ロスタイムに藤田の右ロングスローから金民友に決定的な左足シュートを放たれ、ヒヤリとする場面もあったが大宮は1-0で勝利。攻守両面で勝利に貢献した菊地は試合後のヒーローインタビューで「勝利に貢献できたことが凄く嬉しい」と喜び、「チーム一丸となって勝ち点を伸ばしていくしかない。チーム一丸となって頑張る」と残留争いから抜け出すことを誓っていた。

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